12/23(水)16:30「ジョブスがアップルのコンセプトにアートを入れた理由」 セミナー開催

2020年12月23日(水)16:30〜18:00、寺田倉庫が天王洲にオープンしたアートカフェ「WHAT CAFE」で開催される「ジョブスがアップルのコンセプトにアートを入れた理由〜「The Thinkers」写真展覧会セミナー」で写真家・メディアプロデューサーの小平尚典氏と私、元『MACLIFE』編集長の高木利弘が対談します。「ジョブズとITとアート」に関心のある方は、当日、会場にお越しいただくか、下記オンラインセミナーにお申し込みください。
 ■ジョブスがアップルのコンセプトにアートを入れた理由〜「The Thinkers」写真展覧会セミナー
 
ステーブ・ジョブズ他、カウンターカルチャーのレジェンド達の肖像の展覧会「The Thinkers」セミナーを、オンラインで実施します。 ジョブズは晩年、新製品発表プレゼンで、3回続けて「テクノロジーリベラルアーツの交差点」について語り、それこそが「アップルが素晴らしい製品を世に送り出すことができる理由」であると述べています。 その意味するところを、1986年に日本初のMacintosh専門誌『MACワールド日本版』を創刊して以来のアップルウォッチャーである高木利弘氏と、ジョブズを何度も取材・撮影した写真家でメディアプロデューサーの小平尚典氏が語り合います。
<当日進行>
16:30~ オープン
17:00~ ご挨拶、WHAT CAFEご紹介(5分)
17:05~ セミナー&対談(40分)
17:45~ ご参加の皆様とのコミュニケーション(15分)

12月9日はマウスの誕生日です〜ダグラス・エンゲルバートさん、ありがとう!

2020年12月8日、「12月9日は何の日?」「答え:マウスの誕生日です」という「クイズ あした検定」をテレビ金沢が放送してくれました。52年前の1968年12月9日、「IT革命の父ダグラス・エンゲルバートが、後に「The DEMO」と呼ばれるようになった、パーソナルコンピュータとインターネットのルーツとなる歴史的なデモンストレーションを行い、その中で世界で初めてマウスでコンピュータを操作してみせたのです。それにより、それまで専門家しか操作できなかったコンピュータを誰もが操作できる未来を切り開いたのでした。エンゲルバートさん、ありがとう!!
■201208 TV金沢 あした検定 マウスの誕生日 Digest
 

youtu.be

https://youtu.be/JpFBdgCAdUM

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」12/9 ITday 2020 「コロナ禍の今、民主主義の危機に対してITは何ができるか?」を開催しました

2020年12月9日(水)「Global Digicon Salon 006〜ITday Japan 2020/What can IT do for the democratic crisis in COVID-19 pandemic?(コロナ禍の今、民主主義の危機に対してITは何ができるか?))〜」を開催しました。
記録映像はこちらにあります。↓
■201209 JT Global Digicon Salon 006 ITday Japan 2020 ALL
「ITday」とは「IT革命記念日」のことです。「ITday Japan 2020」では、「IT革命の父ダグラス・エンゲルバートが1968年12月9日に行った伝説のデモンストレーション、「The Mother of All Demos(すべてのでデモの母」「The DEMO」から52年。一体、IT革命の現在はどうなっているのか? 現状のITの問題点はどこにあり、これからITは一体どういう方向に進んでいったらいいのかについて、ディスカッションをしました。
はじめに「Global Digicon Salon」世話人代表の高木利弘が、日本のクレイジーな「GoTo」キャンペーン、ルール無視の米国大統領選、独裁中国による香港民主派弾圧を取り上げ、世界中で民主主義が危機的状況に陥っていること。パーソナルコンピュータ、インターネットの源流となった「The DEMO」でダグラス・エンゲルバートが訴えていた「人々の知性を高め、その知性を高めた人々が恊働して人類が直面する深刻な問題解決をする」ためのオンライン・システム(NLS=oN-Line System)の未来ビジョンと対比して、現状のITがいかに人々の知性を低め、その知性を低めた人々の対立、分断を深刻化し、ヘイトとフェイクを蔓延させ、人類が直面する深刻な問題を解決するどころか、さらに悪化させているかを明らかにしました。そして、こうした現状を打開するためには、アラン・ケイが2018年の「IT25・50」シンポジウムの基調講演で強く訴えたように、既存の常識にとらわれず、物事をつながり、関連性で捉える「システム思考」の教育、トレーニングが喫緊の課題であること。ジョブズが晩年、最後の基調講演で述べた「 Heart Sing(心が歌う)Technology& Liberal Arts( テクノロジーと藝術)の融合」が必要であると強調しました。
続いて、基調講演では、元Google米国本社 副社長兼Google日本法人代表取締役社長の村上憲郎さんが、ユニバーサル・ベーシックインカムを提唱して米国民主党大統領選候補となったアンドリュー・ヤンの『普通の人々の戦い〜AI vs 人道資本主義〜』と、台湾のコロナ禍封じに活躍したIT担当大臣オードリー・タンの『デジタルとAIの未来を語る』を取り上げ、「市場は人間の共通目標や価値に奉仕するために存在する」「AIが開く新しい社会」「競争原理を捨てて、公共の価値を生み出す」「プログラミング思考」「科学技術で解決できない問題に対処するために美意識を養う」といった考え方の大切さを訴えました。
そして、パネルディスカッションでは、元米国『MACWORLD』編集長のDavid Ushijimaさんと、3人の日本トップクラスのAIスペシャリスト、AIREV株式会社代表取締役CTOの森岡幹さん、 URL(ユニバーサルリサーチラボ)代表の浦野真理(うらの まこと)さん、デジタルハリウッド大学教授メディアライブラリー館長でありデータセクション創業者の橋本大也さんが、それぞれの観点から「ITと民主主義」「AIと民主主義」について議論を深めました。
「Global Digicon Salon」では、来年も引き続きグローバル・スケールでのシンポジウムを開催し、来年12月9日には世界的規模の「ITday 2021」開催に向けて、さらなる啓発活動を続けていきます。「Global Digicon Salon」の活動への参加を希望される方は、世話人代表の高木利弘(Facebook ID:高木利弘またはToshihiro Takagi)まで、その旨、メッセージをお寄せください。

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今年も開催します。12/9(水)「IT Day Japan 2020」(無料) !

今年も開催します。12/9(水)「IT Day Japan 2020」(無料) ↓
https://global-digicon-salon-006.peatix.com/
■Global Digicon Salon 006〜ITday Japan 2020 What can IT do for the democratic crisis in COVID-19 pandemic( コロナ禍の今、民主主義の危機に対してITは何ができるか)?

Google米国本社副社長兼Google日本法人代表取締役社長の村上憲郎さんに基調講演をしていただいた後、元米国『MACWORLD』編集長のDavid Ushijimaさんと、3人の日本トップクラスのAIスペシャリスト、AIREV株式会社代表取締役CTOの森岡幹さん、 URL(ユニバーサルリサーチラボ)代表の浦野真理(うらの まこと)さん、デジタルハリウッド大学教授メディアライブラリー館長の橋本大也さんを交えてパネルディスカッションをします。

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11/21(土)「収束に2年以上かかった100年前のスペイン風邪大流行をCAS分析する」開催しました

 

2020年11月21日(土)10:00〜12:00「ジョブズ&アップル研究会 第4期②〜収束に2年以上かかった100年前のスペイン風邪大流行をCAS分析する〜」を開催しました。
今回取り上げたテーマは、「①100年前のスペイン風邪大流行をCAS分析する」「②日本人の衛生観念を高めた3人をCAS分析する」「③“常在危機”史観をCAS分析する」の3つでした。
「①100年前のスペイン風邪大流行をCAS分析する」では、スペイン風邪がグローバリゼーション、すなわち第一次世界大戦による大量の人の移動によって引き起こされたこと。船と鉄道、そして軍需景気、過密空間が感染を拡大させ、医療崩壊が起こったこと。国内死者数は50万人、感染率は43%に達し、国民全員が免疫抗体を持ったことで、ようやく収束したこと。収束まで3年かかったこと、などがわかりました。そして、今日、私たち日本人がマスクやうがいを普通にするようになった理由も見つかりました。当時の政府は、きちんと記録を残していて、その中に保健局が全国に配布した予防ポスターが膨大に残されていたのです。それらは、海外の文字だけのぶっきらぼうなものと違って、非常に親しみやすくわかりやすいイラストで、マスクの着用やうがいの励行を勧めていました。つまり、日本人のマンガ、アニメ文化、ビジュアル・コミュニケーション文化が功を奏していたわけです。まさにCAS(Communication Amplifier System)デザイン力が功を奏していたのでした。そして、当時の顕微鏡では細菌の100分の1の小ささのウイルスを発見することは不可能で、見えない敵と戦いながらワクチン開発が行われ、それが世論や政治家の思惑によって歪められていったこと。まさに、今日コロナ禍の中で私たちが体験しているあらゆることの原点がそこにありました。
「②日本人の衛生観念を高めた3人をCAS分析する」では、幕末から明治にかけて日本を襲った感染症と戦った3人の先駆者、緒方洪庵、長与専斎、後藤新平の功績についてCAS分析しました。江戸時代、人々は都市に密集し、毎年のように天然痘が流行るようになりました。適塾大村益次郎福沢諭吉など多くの人材を育成した緒方洪庵は、天然痘予防に牛痘接種が有効であることを知り、日本初のワクチン接種を実施。後に東京帝大医学部に発展していった神田お玉ヶ池の種痘所が富国強兵のための健康管理だったのに対して、適塾は民草のための健康管理を行っていた。適塾の塾生だった長与専斎は、岩倉使節団随行、「衛生」という言葉を発明。内閣府衛生局初代局長として、海外で流行していたコレラを検疫で防ごうとしたものの、幕末、諸外国と結んだ不平等条約を理由に外国船は検疫を拒否。西南戦争を終え、神戸に上陸した官軍の兵士たちも検疫官の制止を振り切って上陸。港湾を起点に瞬く間に日本中にコレラパンデミックが広がっていった。パンデミックで一番怖いのは、人間の無理解。長与専斎は統計を始め、統計によってパンデミックと戦おうとした。後藤新平は、1895(明治28)年、日清戦争に戦勝した20万人の兵士が一斉に帰国した際に、2カ月で大規模な検疫体制を確立。施設は未消毒と消毒済みにきちんと分離されていて、世界一の検疫体制と海外からも絶賛された。戦争で銃弾に斃れる者よりも疫病で斃れる者のほうが多い。後藤は後に台湾の民生局長となり、その優れた衛生管理が今日の台湾のコロナ対策の礎となったのでした。
「③“常在危機”史観をCAS分析する」では、『銃・病原菌・鉄』の著者、ジャレ・ド・ダイヤモンドのインタビュー『コロナ危機 未来の選択』を取り上げました。感染症が人類史に大きな影響を与えてきたこと、1531年、スペイン人のピサロが南米に持ち込んだ天然痘インカ帝国滅亡の大きな要因であったこと。ヨーロッパ人たちは、自分たちが免疫を持つ疫病を世界に拡散し、世界征服をしてきた。新型コロナは、過去に感染した人が誰もいない感染症で、免疫のあるなしではなく、貧富の格差が世界を分断している。ベトナムフィンランドはしっかりとした“常在危機”体制で感染を抑止、医療崩壊を防ぐことができた。新型コロナによって、世界が地球規模の課題解決(気候変動、資源の枯渇、乱開発、貧富の格差など)に向けて協力して行動しなければならないと認識することが大切。残された時間はあと2、30年しかない。世界が持続可能な軌道に乗らなければ、今の文明を維持することができなくなる。日本は、江戸時代、森林管理で世界をリードしていた。現在の日本は、そうした資源の持続可能な管理のノウハウを持っているのにもかかわらず、世界を主導する役割を果たしていない。イースター島の文明が森の乱伐で滅亡したのは、現代の我々のメタファー(隠喩)である。新型コロナは、人類滅亡の危機を脱出するために、世界が協力する最後のチャンスである。私たちは今、コロナ禍は3年間は続くであろうと覚悟し、“常在危機”史観に基づく新しい社会システムを世界中のみんなで協力して、早急にCASデザインする必要がある、という話をしました。

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次回、最終回となる「ジョブズ&アップル研究会 第4期③〜新型コロナ・パンデミック収束後の世界をCAS分析する(全体のまとめ)〜」は、明後日、11月28日(土)10:00〜12:00開催予定です。お申し込みはこちらからしてください。↓
コロナ禍の中、多くの国の政府は誤った政策を行い、最悪の事態を招いています。日本でも、GoToキャンペーンによって新型コロナ感染「第三波」を誘発し、経済を活性化させるどころか、税金を使って、わざわざ感染拡大火に油を注いでしまいました。ジョブズ&アップル研究会」は、こうした危機的な状況の今こそ、ジョブズの「Think Different」に学んで発想の転換をすべきだ、ということで8月から4期12回にわたって開催してきました。コロナ禍の中で、今、最も優れた提言をしているのは、世界的なベストセラー「サピエンス全史」の著者ユヴァル・ノア・ハラリです。「お金もまた人間が発明したストーリーに過ぎない。世界のお金の9割以上は、コンピュータ上の単なるデータである。新型コロナの危機の中、各国の政府は何も存在しないところから1200兆円を超えるお金を生み出している。各国の中央銀行は今、膨大な量の通貨を発行している。銀行が白い紙にお札を印刷すれば、国民は物が買えるようになると考える。これはサピエンスがフィクションを信じることで得られる力だ」。最終回では、こうしたユヴァル・ノア・ハラリの考えと対比する形で、「CAS(Communication Amplifier System)理論とは何か? どう実践していけばいいか?」を明らかにしていきます。ジョブズアラン・ケイの知見をもとに新しい動的システム理論に発展させた「CAS理論」。この「CAS理論」について、ぜひこの機会に学び、ご自身で考え、決断し、行動する糧としてください。

12/9(水)「IT day 2020 コロナ禍の今、民主主義の危機に対してITは何ができるか?」開催します

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2020年12月9日(水)10:00〜12:00、米国西海岸時間で2020年12月8日(火)17:00〜19:00、 IT革命の父ダグラス・エンゲルバートが1968年12月9日に開催した「The DEMO」52周年を記念して、「グローバル・デジコンサロン 006」をグローバルなスケールで開催します。参加お申し込み(無料)は、こちらからしてください。↓ 
テーマは、「ITday Japan 2020 What can IT do for the democratic crisis in COVID-19 pandemic ?(コロナ禍の今、民主主義の危機に対してITは何ができるか?)」です。元Google米国本社副社長兼Google日本法人代表取締役社長の村上憲郎さんによる基調講演の後、元米国『MACWORLD』編集長のDavid Ushijimaさんと、3人の日本トップクラスのAIスペシャリスト、AIREV株式会社代表取締役CTOの森岡幹さん、 URL(ユニバーサルリサーチラボ)代表の浦野真理(うらの まこと)さん、デジタルハリウッド大学教授メディアライブラリー館長でありデータセクション創業者の橋本大也さんを交えてパネルディスカッションを行います。
コロナ禍がいっこうに収まらない中、今、世界中で民主主義が危機的状況に陥ろうとしています。その最大の理由は、経済活動の停止による失業者の急激な増大です。そもそもコロナ禍以前から、ITが発達するにつれ、大量の失業者が生まれることが予測されていました。それが今、コロナ禍によって劇的に加速されています。しかし、そもそもITはこうやって人間社会を破壊する目的で誕生したものなのでしょうか? 違います。今から52年前、「IT革命の父ダグラス・エンゲルバートは、「人々の知性を高め、人々の協力を促進し、人類が直面する深刻な問題を解決できるようなコンピュータ・ネットワーク」のデモンストレーションをしたのです。このThe DEMOを起点に、パーソナルコンピュータ、インターネット、スマートフォン、検索サービス、EC、SNS、ゲーム、人工知能、IoT、ロボットなどさまざまなIT機器、ITサービスが誕生していきました。しかし現状のITは、まだまだ問題だらけです。人々の知性を高め、人々の協力を促進し、人類が直面する深刻な問題を解決できるようなものにはなっていません。それどころか、人々の考える力を弱めたり、政府に都合のいいように洗脳したり、対立や憎悪を煽ったりしているのが現状です。こうした中、突然発生したコロナ禍は、間違いなく私たちにとって大きな厄災です。しかし、その一方で、私たちが既存の社会の仕組みを根本から見直し、大きなイノベーションを起こすチャンスでもあります。実際に、これまで人類はこうした危機的状況に見舞われたときにこそ、大きな進化を遂げてきました。コロナ禍の今、民主主義の危機に対してITは何ができるか? 徹底的にディスカッションをしていきます。

11月8日(日)10:00開催の「Global Digicon Salon 005〜Next World Leading Country, India and Japan〜」まであと2日となりました!

11/8(日)10:00〜12:00 に開催する「Global Digicon Salon 005〜Next World Leading Country, India and Japan(これからの世界をリードする国、インドと日本)〜」まであと2日となりました。インドの最先端ITにご関心がありましたら、ぜひ、ご参加ください。参加費は無料です。参加申込みはこちらからしてください。
今回は冒頭、数多くのMac/Apple関連書籍、記事を手がけるテクノロジーライターの大谷和利さんが、自身が実際にインドを訪れた体験をもとに、近年のインドの目覚ましい発展ぶりとそのポテンシャルを紹介。続いて、9月に池上彰氏と駐日インド大使 S.K.ヴァルマ氏によるトークセッション「コロナ後の未来に向けて、インドと日本は今、何ができるのか?」( https://www.indiajapanfuture.com/ )を主催したムーンリンク代表の望月奈津子さんが、そうしたインドの現状をさらに詳しく紹介するとともに、インドと日本は今後どう連携していったらいいかについてお話しします。パネリストのひとり、インド工科大学を優秀な成績で卒業し、東京大学に留学中のSwapnil Chaurasiaさんは、東京大学インド学生協会(UTISA)会長を務めています( https://www.facebook.com/groups/310291691107 )。そして、ブリッジ共同創設者の池田将さんは、シリコンバレー、ヨーロッパ、アジアを頻繁に行き来し、世界中のIT業界と著名なスタートアップにとても詳しい方です。コロナ禍の今、ポスト・コロナの未来社会のITトレンドを考える絶好の機会になることと思います。ご関心のある方は、ぜひご参加ください。

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