4/2(日)「GDS022_ChatGPTの衝撃_生成AIは世界をどう変えるか?」開催します

 

日本時間(JST)で2023年4月2日(日)10:00〜12:00、米国西海岸時間(UTC-7)で2023年4月1日(土)18:00〜20:00、第22回めとなる 「グローバル・デジコンサロン 022 ChatGPTの衝撃〜生成AIは世界をどう変えるか?」を開催します。
お申し込みは、こちらから(参加費無料です)↓
 
2022年11月30日にOpenAIが公開した人工知能チャットボット、ChatGPT(Generative Pre-trained Transforme)は、あらゆる質問に対して、あたかも人間が答えるかのような自然な語り口で詳細かつかなり正確な回答を返すことができ、正確なプログラミングコードを書けたり小説や脚本も書けるということで世界中で話題となり、2023年1月には史上最速で1億人のアクティブユーザーを獲得しました。2019年にOpenAIに出資をしAzure上で共同開発をしてきたマイクロソフトは2023年2月7日、 ChatGPTをさらに進化させ、音声でも問い合わせられる検索エンジンMicrosoft BingとWebブラウザEdgeを発表。2023年3月16日にはWord、ExcelPowerPointOutlook、TeamsなどMicrosoft 365製品群に実装して生産性を飛躍的に向上させるMicrosoft 365 Copilotを発表しました。こうしたマイクロソフトの矢継ぎ早の発表は、これまで優位に立っていたグーグルのポジションを根底からひっくり返すポテンシャルを備えており、グーグルも相当な危機感を持って対抗しようとしています。実は、ChatGPTのベースになっている生成AI(Generative AI)のルーツは、2014年、当時グーグルに在籍し、現在アップルに在籍しているイアン・グッドフェローが開発したGANs(Generative Adversarial Networks/敵対的生成ネットワーク)であり、次いで、2017年にグーグルのBrainチームが開発した大規模言語処理モデル(Transformer model)なのです。したがって、グーグルもOpen AIと遜色のない開発力を持っていたわけなのですが、マーケティング的に先手を打たれてしまい、後塵を拝することになってしまいました。とはいえ、完全に負けてしまったわけではありません。生成AIは、チャット(会話)生成のみならず、画像生成や3D生成、音楽生成、音声認識など多岐にわたっています。したがって、今回のこのChatGPTショックが意味しているのは、今後あらゆる分野で実用的な生成AIの開発競争が激化し、世界をがらりと変えてしまう。そうした大きなパラダイムシフトの始まりだということなのです。それは、いいことばかりではありません。生成AIを悪用する連中もたくさん出てくるでしょうし、あらゆる業種にわたって多くの仕事が必要なくなり、失業者が巷に溢れ、貧富の格差がますます広がる。そうした暗い未来がやってくる危険性も指摘されています。
そこで今回は、生成AIに造詣の深いAIREV株式会社代表取締役CTOの森岡幹さん、デジタルハリウッド大学大学院教授の橋本大也さん、株式会社テクノコア シニアエディター/コミュニティストラテジストの松尾公也さん、Croquet Corporation 共同設立者の大島芳樹さんとともに、ChatGPTショックとは何なのか、そして今後、生成AIは世界をどのように変えていくのかということについてディスカッションしていきたいと思います。