12月9日は「マウスの誕生日」です!!

12月9日「マウスの誕生日」として(社)日本記念日協会に正式登録

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12月9日は「マウスの誕生日」です!!
 
2018年12月9日、米国ではダグ・エンゲルバート協会主催でThe Demo 50周年記念「TheDemo@50」(

https://thedemoat50.org/events/

)が開催されます。
そして、日本では、2018年12月10日、インターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年「IT25・50」シンポジウム(基調講演:アラン・ケイ)( https://it2550.peatix.com/ が日本全国で同時開催されます。
IT50周年を祝賀するシンポジウム。ご関心のある方は、ぜひご参集ください。

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1968年12月9日、ダグラス・エンゲルバートは「The Mother of All Demos(すべてのデモの母)/The DEMO(ザ・デモ)」を行い、マウスやビットマップディスプレイ、ウインドウといったGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)を発明し、それまで専門家しか扱うことのできなかった電子計算機と見なされてきたコンピュータを、誰もが使えるIT(情報技術)に変えました。
それから50周年を迎える2018年12月9日より、毎年、12月9日を「マウスの誕生日」という名の記念日として、一般社団法人日本記念日協会に登録を申請。2018年11月26日、正式に承認され、日本記念日協会ホームページ(http://www.kinenbi.gr.jp/に登録されました。
これからは毎年、12月9日を「マウスの誕生日」として、ITが素晴らしい未来の市民社会の創造に役立つよう祈念し、みんなで一緒に盛大にお祝いしましょう!
天空の城ラピュタ」の「バルス」よろしく、TwitterFacebookInstagramYouTubeTikTokなどで、みんなで一切に「マウス」と呟いたり、「マウス」にちなんだイラスト、動画を投稿しましょう!
【12月9日:マウスの誕生日】
「IT25・50」シンポジウム実行委員会が制定。1968年12月9日に「ITの父」ダグラス・エンゲルバート氏によりマウスやウインドウ、ハイパーテキストなど、パーソナルコンピュータ、インターネットの歴史の出発点ともなるデモンストレーション(「The Demo」)が行われた。中でもマウスはそれまで専門家しか操作できなかったコンピュータを誰もが操作できるようになる画期的なもので、その後のIT文化の基盤ともなっていることから、その誕生日として「The Demo 50周年」を祝い、「ITの過去・現在・未来」について考える日とするのが目的。日付は「The Demo」が行われた日から。ちなみに「IT25・50」とはインターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe Demo 50周年の意味。

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ポストGAFAのパラダイムをアラン・ケイとともに考えてみませんか? 12/10(月)IT25・50シンポジウム日本全国同時開催!

2018年12月10日(月)、インターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年「IT25・50」シンポジウム( https://it2550.peatix.com/ )を、慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-Labを主会場に日本全国で同時開催します。本家米国ダグ・エンゲルバート協会主催の「TheDemo@50」( https://thedemoat50.org/events/ )と連携し、基調講演はロンドンから「パーソナルコンピュータの父」アラン・ケイが行います。ITが誕生してから50年、インターネット商用化が始まってから25年、私たちは今、ジョージ・オーウェル1984」や、押井守監督「攻殻機動隊」が予言したような暗いディストピアに向かうのか、それとも、一般市民が知恵と力を合わせて主体的に創造する、みんなが生きやすい市民社会を目指すのか、その分岐点に立っているのではないでしょうか? 資本主義や社会主義に代わる会話主義の時代。マネーやプラットフォーマー、一部の特権階級がコントロールする社会ではなく、社会全体の会話システム、コミュニケーション・システムを集合知を生かして根本的にリデザインする未来社会。それこそがダグラス・エンゲルバートアラン・ケイ、そしてスティーブ・ジョブズといった世界を変えたIT界のレジェンドたちが目指した社会なのです。その壮大なビジョンに比べれば、今のIT最前線といわれるGAFAだって、まだまだ発展途上の中途半端なIT企業にすぎません。アラン・ケイは、「ダイナブック構想は、まだまだ完成していない」と言っています。そして、具体的にDyamicland( https://dynamicland.org/ )というパーソナルコンピュータの先にあるコミューナルコンピュータという実験プロジェクトを進めています。ポストGAFAパラダイムアラン・ケイとともに考えてみたいと思う方は、ぜひこの機会にご参集ください。
【企画概要】
開催日時:2018年12月10日(月)18:30〜21:00(18:00受付開始)
開催場所:慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-Lab(主会場)、日本全国各会場、全世界に向けてライブ中継を実施する
東京都港区三田2-15-45 https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html
参加費(主会場):一般前売り 5,000円(Peatix 先着100名様) 当日売り 6,000円(受付)
         学生前売り 2,000円(Peatix 先着20名様) 当日売り 3,000円(受付)
ご不明な点などありましたら、IT25・50公式サイト(http://it2550.net/ask/)よりお問合せください。

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IT Day設立キックオフ 兼 COPLI交流会(忘年会)をしよう! (神戸市)_IT25・50シンポジウム日本全国同時開催!

■IT Day設立キックオフ 兼 COPLI交流会(忘年会)をしよう!(2018/12/10)
http://copli.jp/event/2018year-endparty1210entry/

2018年12月10日開催予定のインターネット商用化25周年・ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年記念「IT25・50」シンポジウムの日本全国同時開催プロジェクトですが、さっそく神戸市のICT地域ICT推進協議会(COPLI)より、協賛と共同開催の申し出をしていただきました。

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ぜひ、このような感じで、日本全国各地で地域振興に取り組まれている皆さんからの共催・協賛・研修視聴等のお申し出、お待ちしています!

IT誕生50周年にあたるこの日、「パーソナルコンピュータの父」アラン・ケイの記念講演を、みんなで一緒に共有しましょう!
詳しくは、こちらをご覧ください。↓
http://it2550.net/whats_it2550/

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また、主会場(慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-Lab)への参加お申込みは、こちらからお願いします。↓
https://it2550.peatix.com/

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2018/12/10 IT25・50シンポジウム開催。アラン・ケイの歴史的講演を共有しませんか?

IT誕生50周年にあたる2018年12月10日(日本時間)、インターネット商用化25周年・The DEMO 50周年記念「IT25・50 シンポジウム〜 本当に世界を変えたいと思っている君たちへ〜」を慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-Labを主会場として、日本全国で同時開催します。
基調講演は、「パーソナルコンピュータの父」アラン・ケイ。ダグ・エンゲルバート協会理事のクリスティーナ・エンゲルバートもビデオ出演します。
IT誕生50周年を祝うとともに、本当に歴史を変えた偉人、アラン・ケイの講演をリアルタイムで視聴できるという、この歴史的瞬間をみんなで一緒に共有しませんか?
お申込みは、こちらから。→ https://it2550.peatix.com/

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【企画概要】
開催日時:2018年12月10日(月)18:30〜21:00(18:00受付開始)
開催場所:慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-Lab(主会場)、日本全国各会場、全世界に向けてライブ中継を実施する
東京都港区三田2-15-45 https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html
参加費(主会場):一般前売り 5,000円(Peatix 先着100名様) 当日売り 6,000円(受付)
学生前売り 2,000円(Peatix 先着20名様) 当日売り 3,000円(受付)
ご不明な点などありましたら、IT25・50公式サイト(http://it2550.net/ask/)よりお問合せください。

【企画趣旨】
 2018年は、1993年にWebブラウザNCSA Mosaicが発表され、インターネット商用化が本格的に始まってから25年。そして、1968年12月9日(米国時間)、ダグラス・エンゲルバートが、マウスやウインドウ、ハイパーテキストなど、その後のパーソナルコンピュータ、インターネットの歴史の出発点となった「The Mother of All Demos(すべてのデモの母)/The DEMO(ザ・デモ)」を行ってから50年を迎えます。
 そこで、2018年12月10日(月)(日本時間)ITが誕生した日からちょうど50年後のこの日、「パーソナルコンピュータの父」アラン・ケイの賛同を得て、インターネット商用化25周年 & 「ザ・デモ」 50周年記念シンポジウム「IT25・50 (アイティ・ニーゴー・ゴーマル)〜本当に世界を変えたいと思っている君たちへ〜」を日本全国で同時開催したいと思います(主会場は、慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-Labとなります)。
 このシンポジウムに参加していただきたいのは、アラン・ケイが1972年に著した論文のタイトル「A Personal Computer for Children of All Ages(すべての年齢の子ども心を持った人たちのためのパーソナルコンピュータ)」に描かれているような、若いしなやかな感性を持った人たちです。そして、本当に世界を変えたいと思っている人たちです。実年齢は問いません。
 このシンポジウムの目的は3つです。①本当に世界を変えた偉人の話をみんなで聞こう。②どうしたら本当に世界を変えられるか、みんなで考えよう。③みんなで本当に世界を変えよう。
 考えてみてください。私たちは、誰かが世界を変えてくれるのを待っていればいいのでしょうか? 政府やGAFAのようなプラットフォーマーたち、あるいは巨額な資金を運用する投資家たちが変えてくれるのを待っていればいいのでしょうか?
 たぶん、そうやって誰かが世界を変えてくれるのを待っている限り、いつまでたっても、あなたが主体的に関われる社会はやってこないでしょう。
 そうではなく、もし、あなたが、もっと自分自身が主体的に関わることができる未来社会、主体的に関わることで、明るく楽しく暮らせる未来社会を望むのであれば、今一度、ダグラス・エンゲルバートアラン・ケイスティーブ・ジョブズといった、ITの歴史に燦然と輝く変革者たちが、何を考え、どう世界を変えてきたのかを振り返ってみるといいでしょう。
 なぜなら、彼らが創り出した「パーソナルコンピュータ(個人のためのコンピュータ)」という言葉、そして、「インターネット(ネットワークのネットワーク)」という言葉。いずれも、専門家ではない、普通の人々の力をパワーアップし、普通の人々が協力しあい、力を合わせて問題解決をしてゆく未来社会。そういった未来社会をみんなで創造していこうという、壮大なビジョンを含んだ言葉だからです。
 私たちが、IT誕生50周年の記念日をみんなでお祝いし、この機会に、みんなで力を合わせて世界を変えるにはどうしたらいいかを考えようと呼びかける理由はここにあります。
 私たちは、この機会に「IT Day」を制定し、毎年、IT全体の発展を祝うとともに、これまでの歴史を振り返り、これからの“未来社会”をみんなで考えてゆく活動の契機にしたいと思います。

 

パネリスト:村井純 慶應義塾大学教授、村岡洋一 東京通信大学学長、阿部和広 青山学院大学客員教授園田智也 ウタゴエ代表、佐藤昌宏 デジタルハリウッド大学大学院教授、服部桂 ジャーナリスト

司会:高木利弘、鈴木柚里絵

主催:「IT25・50」シンポジウム実行委員会(事務局:株式会社クリエイシオン)    
協力:米国ダグ・エンゲルバート協会、米国コンピューター歴史博物館
協賛:デジタルハリウッド大学慶應義塾大学、MOSA
後援:JNSA朝日新聞社メディアラボ、読売新聞社

 

「IT25・50」下準備のための渡米報告_3

2018年12月10日(月)に日本全国同時開催を予定しているインターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年記念「IT25・50」シンポジウムの下準備渡米レポート、その3です。
私は、現状のPCインターネット、モバイルインターネット、そして、本やテレビといったオールド・マスメディア、いずれも効果的なITリテラシー教育に適していないという問題意識から、 ColleCard「IT25・50」というトランプと百人一首を組み合わせ、ネットとも連携する新しいITリテラシー教育プラットフォームを考案。ウタゴエ園田智也さんの協力を得て、 1枚1枚のColleCardにスマホをかざすと、人工知能による物体認識によって関連Webページに自動的にジャンプするのはもちろん、さまざまな物体を認識・カードコレクションできる ColleCardアプリをAppStoreで公開しました。
今回の渡米で、アラン・ケイはもちろん、SmallTalk開発者ダン・インガルス、The Computer History Museumのキュレーターの方々、ダグ・エンゲルバート協会理事にして、エンゲルバートの実娘であるクリスティーナ・エンゲルバート氏、そして機械学習に革命的進化をもたらしたGANs発明者のGoogleエンジニア、イアン・グッドフェロー氏など、錚々たる方々に紹介させていただき、大変高い評価を得ることができました。
そして、アラン・ケイからは、「発想はいいけどWikipediaにジャンプするだけでは十分ではない。たとえていうなら、エアギターみたいなもので、本当にギターが弾けるまでいかなければならない」との鋭い指摘があり、その後、アラン・ケイが最近まで開発プロジェクトに関わっていたDynamiclandというNPOを訪問して、アラン・ケイの「Dynabook Concept」が、今なお、私たちのはるか先を見据えたビジョンであるということを思い知りました。さっそく、今回の旅で学んだことを反映させたColleCardアプリ V2の開発に取り掛かろうと誓いました。
DynamicLand訪問は、衝撃の体験でした。
一般的に、「ダイナブック・コンセプト」は、タブレット型コンピュータの最初のアイデアであると考えている人が多いのですが、それは間違っていると、アラン・ケイは言います。「Dynabook Concept」は、今日のPCやタブレットスマートフォンがまだ実現できていない、あるいは今日のウェブがまだ実現できてない「サービス」なのです。
その特徴は、「共同コンピュータ」であり、「アプリではなくエージェント」であり、「人間が全身で活動するもの」だというところにあるといいます。
今のコンピュータは、スマホが象徴しているように、仲間で一緒にいても、それぞれが孤立しており、画面を見て、指で操作をしているだけの存在となっています。
アラン・ケイは、そんなものは「Dynabook Concept」が目指したものではない、と断言します。
彼が目指しているのは、テーブルを囲んだ子供たちが自分のタブレットに没入していたり、歩きスマホをしていたり、スマート・スピーカーに話しかけていたり、VRのゴーグルを装着している世界ではありません。
そうではなく、子供と大人がテーブルを囲んで、ワイワイガヤガヤ楽しくやっている世界なのです。
Dynamiclandは、部屋全体がコンピュータとなっています。
天井にはカメラとプロジェクタ、スピーカー、PCが設置され、テーブルの上には何枚かの紙が置かれていて、どの紙にも赤、黄、緑、黒の丸が四隅に並んでいます。この組合せがプログラム・コードで、天井にあるカメラがそのコードを読み込み、プロジェクタがプロジェクション・マッピングを始め、スピーカーが鳴り始めるのです。そして、さまざまなデータが可視化され、動き始め、それを見ながら、みんなで分析するのです。
アラン・ケイにせよ、ダグラス・エンゲルバートにせよ、1968年に彼らが目指していたものは、コンピュータという、それまで単なる専門家だけしか操れない電子計算機だったものに、マウスやビットマップディスプレイ、ウインドウ、プルダウンメニュー、ハイパーテキストリンクといったUI(ユーザー・インターフェイス)を付与することで、誰もが使える道具にし、みんなで力を合わせて、さまざまな問題解決をはかり、よりよい社会を実現することでした。 アラン・ケイは、「あらゆる世代の子どものためのパーソナルコンピュータ」の論文の中で、パベーゼの「世界を認識するためにはそれを自ら構築しなければならない」という警句を引用し、「子どもたちが、自分で世界を認識するのを、大人が勝手に自分の世界の認識の仕方を押し付けて、だいなしにしてはならない」と述べています。 これまでの、工場で製品を製造するように「画一的な人材」を育成する近代教育に代わって、「自分で考え創造できる人材」の育成に優れた力を発揮するのが「ダイナブック・コンセプト」であり、パーソナルコンピュータなのです。現在のタブレット、たとえば、iPadには、そこまでの性能は備わっていません。 今、世界は色々な意味で閉塞状況に陥っています。政治的には、近代的な議会制民主主義が、単なる利権争いの場と化し、高邁な理想を実現しようというリーダーとは全く違ったリーダーが跋扈しています。そして、経済的には、資本主義的経済メカニズムが機能不全に陥っています。 そして、こうした閉塞状況をどうやって打破し、集合知に基づくグローバルな共同体をどうやって構築するかが、今、まさに問われているのです。 「IT25・50〜世界を本当に変えたいと思っている君たちへ〜」シンポジウムを開催する意義は、ここにあります。 目的は、3つです。
①本当に世界を変えた偉人の話をみんなで聞きましょう。
②どうしたら本当に世界を変えられるか、みんなで考えましょう。
③みんなで本当に世界を変えましょう。
この機会に「IT Day World Committee」を設立し、「IT Day(IT記念日)」を制定し、毎年、IT全体の発展を祝うとともに、これまでの歴史を振り返り、これからの“未来社会”をみんなで考えてゆく、国境を超えた、全世界的なネットワークを構築したいと考えています。 何故なら、それが、歴史を大きく前に一歩前進させる唯一の方法だからです。
いつか、誰かが一念発起し、そうした組織化をしていかない限り、国民国家とか、資本主義的メカニズムとか、画一的な近代教育といった古い体制を打破することはできないからなのです。

■「IT25・50」シンポジウムとは?

http://it2550.net/whats_it2550/

アラン・ケイ(上左)、ダン・インガルス夫妻(上右)、The Computer History Museumの3人のキュレーター(中左)、ダグ・エンゲルバート協会のふたり(中右)、Gooogleのイアン・グッドフェロー(下左)、ダイナミックランドのスタッフ(下右)らにColleCard「IT25・50」を紹介

ダイナミックランドを訪問。入口には「ノン・ダイナミックランド」と「ダイナミックランド」の違いを示す写真が貼られている。部屋全体がコンピュータとなっていて、天井のカメラ、プロジェクタ、スピーカーが、テーブルに置かれた紙のプログラム・コードに反応する

「IT25・50」下準備のための渡米報告_2

2018年12月10日(月)に日本全国同時開催を予定しているインターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年記念「IT25・50」シンポジウムの下準備渡米レポート2。
マウンテンビューにあるThe Computer History Museumでは、3人の担当者より以下のようなメッセージをいただきました。こうした、きちんとITの歴史を体系的に学べるコンピュータ・ミュージアムがある米国やドイツ等と比べ、まともなコンピュータ・ミュージアムすら存在しない日本。
日本が世界に伍していけないばかりか、どんどん取り残されていくだけなのも当然だと、しみじみ感じました。
日本の大企業の内部留保は過去最大と聞きます。だったら、何故、The Computer History Museumのような優れた教育インフラに投資し、後進を育てようとしないのか。人材育成に投資せず、一体、どこに投資をして、自社の活路を見出そうとしているのか、さっぱりわかりません。
ダグ・エンゲルバート協会主催の「The DEMO 50周年記念シンポジウム」は、ここ、The Computer History Museumで開催されます。そして、「IT25・50」シンポジウムは、この米国本家で開催されるシンポジウムと連動し、The DEMO 50周年を大々的にお祝いしたいと考えています。

■「IT25・50」シンポジウムとは?

http://it2550.net/whats_it2550/



「IT25・50」下準備のための渡米報告_1

2018年12月10日(月)に日本全国同時開催を予定しているインターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年記念「IT25・50」シンポジウムの下準備のため、9月19日(水)から渡米し、アラン・ケイやダグ・エンゲルバート協会のクリスティーナ・エンゲルバートエンゲルバートの娘さん)をはじめ多くの人たちと会ってきました。
アラン・ケイには、3時間以上インタビューさせてもらい、Dynabookコンセプトのモックアップを実際に触らせてもらうなど、素晴らしい時間を過ごさせてもらいました。
さらに、翌々日には、ご自宅で開催するクラシック・コンサートに招待していただき、SmallTalkを開発したダン・インガルスをはじめたくさんの歴史的著名人と歓談。
こうした高い芸術性・教養・ITが一体となった人々の力で、パーソナルコンピュータという世界を変えるビジョンが生まれたのだ、ということを深く深く実感しました。
クリスティーナ・エンゲルバートは、ダグラス・エンゲルバートが、どうすれば人々が力を合わせてさまざまな問題を解決し、世界をよくしていけるかという観点からITを考え、ITを発明したと明言。「IT25・50」シンポジウムに対して、協力クレジット表記の承諾はもちろん、全面的な協力を約束してくれました。
Googleでは、深層学習を飛躍的に発展させたGANs(敵対的生成ネットワーク)の発明者、イアン・グッドフェローと面談。「IT25・50」シンポジウム開催に向けて、素晴らしいメッセージをいただきました。
ダグラス・エンゲルバートアラン・ケイからイアン・グッドフェローまで。ITのスタートポイントから最先端まで、この全体像をいかに体系的に理解し、そこから未来を考え、みんなで未来を創造していくにはどうしたらいいか、を考える「IT25・50」シンポジウム。乞うご期待、というか、ぜひ、ひとりひとりが主体的に参加し、一緒に未来を創造していきましょう!

 

■「IT25・50」シンポジウムとは?

http://it2550.net/whats_it2550/