10/10(土)「ジョブズ、アラン・ケイのビジョンを継承する「CAS」理論とは?」開催
2020年10月10日(土)10:00〜12:00「ジョブズ&アップル研究会 第3期①〜ジョブズ 、アラン・ケイのビジョンを継承する「CAS」理論とは?〜」を開催しました。 次回、10月17日(土)10:00〜12:00開催予定の「ジョブズ&アップル研究会 第3期② 〜「Think Different/CAS理論」的な組織マネジメント〜」のお申込み、および第3期生(2020年10月期生)のお申し込みはこちらからしてください。↓
https://jobs-apple-college-2010-2.peatix.com/
今回取り上げたテーマは、「①私とジョブズ&アップルとの出会い」「②ピラミッド型社会から水平分散ネットワーク型社会へ」「③「CAS」理論とは?」の3つでした。「①私とジョブズ&アップルとの出会い」では、ジョブズの考え方を理解する上で「私」から出発することが大切である、それこそがジョブズが禅から会得した極意であり、ジョブズの言う「パーソナルコンピュータ(私のコンピュータ)」を理解する手がかりだからである。私は、ジョブズやゲイツと同じ1955年生まれで、同世代の人間が「パーソナルコンピュータ革命」を実現していく時代をリアルタイムで生きてきた。しかも、単に傍観しているだけでなく、ジョブズの側に立って、ジョブズ&アップルのビジョンを広める生き方をしてきた。その始まりは、高校時代に「今の世の中は間違っている」と強く思い、学生運動に身を投じたところから始まる。当時、世界中で学生運動や公民権運動が盛り上がっていて、そうしたカウンターカルチャーの「個人の解放」を求めるムーブメントの中から「パーソナルコンピュータ」は誕生していった。だから、MacintoshはCM「1984」とともに誕生したのである。一方、ゲイツとマイクロソフトには、こうした思想は完全に欠落している。「パソコン」「PC」と「パーソナルコンピュータ」の違いはそこにある。私は、学生運動に限界を感じ、「転向」して大学に進学した。早稲田の政経に入学し、そこで当時、美術評論家として著名だった坂崎乙郎教授に出会い、無我夢中で「芸術」を勉強した。その時は、それが何の役に立つか分からなかったが、それが功を奏して、日本で最初のMacintosh専門誌『MACワールド日本版』の編集長に抜擢され、次に創刊した『MACLIFE』が、ともかく格好いい、オシャレだ、Macintoshにぴったりだ、ということで大当たりした。そして、ジョブズが亡くなった2011年には、『The History of Jobs & Apple』『ジョブズ伝説』を著した。そういう生き方をしてきた人間だから、私にはジョブズが言った「テクノロジーとリベラルアーツ(藝術)の交差点」という言葉の意味が「私ごと」のようによく分かる。そして、それを多くの人たちに伝えていかなければと思って、こういう活動を続けているのだ、という話をしました。 「②ピラミッド型社会から水平分散ネットワーク型社会へ」では、ゲイツが大型コンピュータを中心としたピラミッド型社会を補強するOSを開発し、市場を独占することで世界一の大金持ちになったのに対して、ジョブズはコンピュータのパワーを個人に解放し、水平分散ネットワーク型社会へのパラダイムシフトを実現することで「世界を変えた男」になった。命令(コマンド)で動くピラミッド型社会は、ある意味、コミュニケーション効率はいいが非人間的な社会であるという欠陥がある。一方、対話で動く水平分散ネットワーク型社会は、個人のスキルやマナーの向上がなければ、フェイクやヘイトが席巻する衆愚政治になりかねない。そこに私たちが今、直面している最大の問題がある。そして、「③「CAS」理論とは?」では、アップル製品の魅力、ワクワクする、使っていて楽しいという感覚を表したのが「コミュニケーション・アンプリファイア(増幅)」という言葉であり、人々の共感コミュニケーションを増幅することこそが、企業の業績向上、国家の経済活性化の鍵である、そのシステムデザインをどうするか、それを理論化し、具体的な問題解決に役立てようととしているのが「CAS(Communication Amplifier System)」理論である、という話をしました。
第3期は、以下のテーマで、コロナ禍の今、私たちの直面する課題をどう解決していったらいいか、深掘りしていきます。
「第3期①」は終了しましたが、「第3期生」のお申し込みをしていただければ、記録映像をご覧いただけます。
第3期① 2020年10月10日(土)10:00〜12:00「ジョブズ 、アラン・ケイのビジョンを継承する「CAS」理論とは?」
第3期② 2020年10月17日(土) 10:00〜12:00「Think Different/CAS理論」的な組織マネジメント」
第3期③ 2020年10月24日(土)10:00〜12:00「Think Different/CAS理論」的日本再生計画」
10/4(日)スティーブ・ジョブズ10回忌Global Digicon Salon開催。アップル製品と日本の伝統美学
9月28日(月)、NHKニュースウォッチ9「ジョブズ氏 ものづくりの原点」に、友人ビル・フェルナンデス家の食事会に招かれた中学生ごろのジョブズの写真が出ていました。ビルのお母さんが日本の新版画、川瀬巴水のコレクターで、ジョブズはそれを見て、自身も川瀬巴水をはじめとする日本の新版画コレクターになったのでした。アップル製品のものづくりの原点は、余計なものを徹底的に削ぎ落とし、究極のシンプルさを追求する日本の伝統的な美学にあったのです。10月4日(日)10:00〜12:00に開催する「201004_Global Digicon Salon 004〜Memories of Steve Jobs ② Bill Fernandez〜」では、ビル・フェルナンデス本人に「アップル製品の魅力と日本の伝統美学」というテーマについても詳しくお聞きします。有馬アナウンサーが「今、このコロナ禍でスティーブ・ジョブズが健在だったら、どんなことを語るのか、聞いてみたかった」と言っていましたが、本当にその通りだと思います。お申込みは、こちらから(参加費無料)。↓
https://global-digicon-salon-004.peatix.com/
10/4(日)スティーブ・ジョブズ10回忌「Global Digicon Salon 004〜Memories of Steve Jobs ② Bill Fernandez」開催
10月5日(月)に10回忌を迎えるスティーブ・ジョブズを偲んで、10月4日(日)10:00(日本時間)より、「Global Digicon Salon 004 〜Memories of Steve Jobs ② Bill Fernandez」を開催します。参加申込みは、こちらよりしてください(参加費無料)。↓
https://global-digicon-salon-004.peatix.com/
ビル・フェルナンデスさんは、ホームステッド高校時代に、同級生のジョブズに幼馴染のウォズニアックを紹介しました。そして、設立まもないアップルコンピュータ社に正社員第一号として採用され、Apple I、Apple II、Macintosh開発に大きく貢献しました。そのビル・フェルナンデスさんをメインゲストとして、ジョブズとアップルの歴史を振り返るインタビューとパネルディスカッションをします。パネリストも、前回、Global Digicon Salon 003 〜Memories of Steve Jobs ① Daniel Kottke」に登壇いただいたリード大学時代の学友、ダン・コトケさんと、代表的なアップル関連書籍の著作、翻訳を数多く手がけてこられた林信行さんと大谷和利さんという豪華メンバーです。
コロナ禍は、間違いなく私たちのこれまでの生き方に根本的な変革を迫っています。そんな今だからこそ、「世界を変えた男 スティーブ・ジョブズ」(2011年に放送されたNHKスペシャルのタイトル)がどのように生き、どのように世界を変革していったのか? それを振り返り、私たちは今、何をすべきなのか? そのヒントを得ていただければ幸いです。
10/4(日)Global Digicon Salon 004〜Memories of Steve Jobs ② Bill Fernandez〜開催
9/19(土)「ジョブズの「悟り」とブッダ/レオナルド・ダビンチの驚くべき共通点」開催
2020年9月19日(土)10:00〜12:00「ジョブズ&アップル研究会 第2期② 〜ジョブズの「悟り」とブッダ/レオナルド・ダビンチの驚くべき共通点〜」セミナーを開催しました。
次回、9月26日(土)10:00〜12:00開催予定の「ジョブズ&アップル研究会 第2期③ 〜ジョブズの志を継ぐとは、未来社会を創造することである〜」のお申込み、および第3期生(2020年10月期生)のお申し込みはこちらから。↓
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9/19(土)「ジョブズの「悟り」とブッダ/レオナルド・ダビンチの驚くべき共通点」開催
9/13(日)Memories of Steve Jobs ① Daniel Kottke開催
2020年9月13日(日)10:00〜12:00「Global Digicon Salon 003〜Memories of Steve Jobs ① Daniel Kottke〜」を開催します。
参加申込みはこちらから(参加費無料)↓
https://global-digicon-salon-003.peatix.com/
ダニエル・コトケ 氏は、リード大学時代にジョブズ の友人となり、一緒にインド旅行をし、ジョブズ の自宅ガレージでApple Iの組み立てとテストを行い、12番目のアップル正社員となってApple II、Apple III、Macintosh、HyperCardの開発プロジェクトに多大な貢献をしました。しかし、「Times」誌の「リサはジョブズ の子か?」という問い合わせに対して、正直に「Yes」と答えたことで、社員の面前でジョブズ に罵倒され、25年間も絶交されるなど、草創期のジョブズ の負の側面についても嫌というほど体験した人です。当日は、世界最高のプレゼンとして名高い「スタンフォード大学卒業祝賀スピーチ」を振り返りながら、そこで語られていることの背景にどのような事実、意味があったのかを探っていきます。もうすぐ9回忌を迎えるジョブズ の人物像、歴史的インパクトを知る絶好の機会です。募集人数は100人。「世界を変えた男 スティーブ・ジョブズ 」について、その真実を知りたいという人は、お早めにお申込みください。