バー無人島・鈴木柚里絵の浴衣カフェで「ITday〜Let's Sync〜」初披露

7/14(日)新宿「バー無人島・鈴木柚里絵の浴衣カフェ」参上。東大生比率めっちゃ高いアウェイ感の中、自己紹介をかねて、これから取り組む「ITday〜Let's Sync〜」プロジェクトについて初披露。
柚里絵さんと知り合ったきっかけは、恵比寿のシェア・オフィスで半年間開催した「りんご革命塾」だった。緒方洪庵の「適塾」を模して平成維新の志士を育成しようと開いた私塾に「まさか現役女子東大生が入門するとは!」とびっくり仰天。以来、ColleCardの使い方ビデオ( http://collecard.net/howtoplaycollecard/ )に出演してもらったり、IT25・50シンポジウムのMC( http://it2550.net/news/190522_alankay_keynote_j3/ )をやってもらったりと、八面六臂の大活躍。
7/14はフランス革命記念日。「ITday〜Let's Sync〜」が目指しているのは、近代国家・近代市民社会の成立にとってきわめて重要な役割を果たしたフランス人権宣言に匹敵するIT市民社会の人権宣言の樹立であり、市民自らが立ち上がらずしてIT市民社会は絶対にやってこないこと、今はIT監視社会に向かうかIT市民社会に向かうかの瀬戸際であり、一般市民が「力を合わせる」には、力学の常識から言って、みんなでベクトルの方向、タイミングを一致させること、すなわち「Let's Sync(同期しよう)」の実現以外ないといったことなどを話したのだが、わかってもらえたかなぁ?(笑)
ColleCardが、人間の記憶力を増強(Augment)させる次世代教育プラットフォームを目指しているのだということを、まぁまぁそれなりに納得してくれた東大生、ICU生がいたことに安堵した。
この「バー無人島」( https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13228163/)、コミュ障の東大卒OBがドローン開発の傍、飲みニケーション活性化を目指して開店。プレゼン設備も揃っていて、貸切も可能だということ。IT系飲み会にも最適だと思うので、我こそは思わん強者は、ぜひ。

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「NHKクロ現+「夫婦の会話」を科学する」のとんでもないエセ科学

6/25(火)「クローズアップ現代+「夫婦の会話」を科学する~不満解消の秘訣は!?~」( https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4298/ )は、「脳科学言語学、AIを組み合わせてエセ科学を捏造するにはこうすればいい」という見本のようなひどい内容だった。 とりわけひどいと思ったのは、「ジョブズのプレゼンをAIが分析→主張の理由説明が多い→主張の理由説明が多い“ジョブズ型会話”は妻に嫌われる→ビジネスは「交換」(つまり、損得)、夫婦は「贈与」だから(と金田一秀穂が解説)」というめちゃくちゃな論理展開。 夫が愚にもつかない理由をくどくど言うこと=“ジョブズ型会話”と定義する根拠はどこにあるのでしょうか? NHKクロ現+スタップやブレーンの中に、ジョブズのプレゼンの持つ驚異的な「共感力」を理解できる頭脳を持った人間がいないことを証明しているにすぎないでしょう。 「夫婦の会話 シンクロランキング」も実に恣意的。「1位 直してほしいこと、2位 雑談、3位 きのう何をしていたか、4位 愚痴、5位 相談」という項目出し自体、「え? それしかないの?」というものだし、一般的に「直してほしいこと」の会話は諸刃の剣で、ひとつ間違えば、夫婦喧嘩の果てに離婚へと発展しかねない危険なテーマ。 これは一般的な会話術でもいわれることだけど、一番重要なのは「聞き上手」になることでしょう。 一方的に自己主張するのではなく、相手の興味関心や考え、悩みへの共感を、言葉だけでなく目線や身振り手振りを含め、心から表明することなはずです。 番組冒頭で紹介していたように、最近は、簡単に脳波を計測することができるようになり、いい関係の夫婦、いい会話をしている夫婦の脳は、共鳴、シンクロしている頻度が高いということがわかってきている。 「共感」とか「共鳴」とか「感動」とか、普段何気なく使っている言葉が、実は、脳や呼吸を含め全身の「シンクロ(同期)」に関係しているということが重要なわけで、言語だけでない広意味での「いいコミュニケーション」をいかにデザインするか、という方向に話を展開していくべきだったと思う。 繰り返しますが、「夫が愚にもつかない理由をくどくど言うこと=“ジョブズ型会話”」というのは、とんでもないでっち上げです。皆さん、NHKの番組だからといって、うのみにしないように気をつけましょう。

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チコちゃんに眉毛(表情コミュニケーション)の大切さを教わる

6/21(金)NHK「チコちゃんに叱られる〜おじいちゃんの眉毛が長いのは(ドンドン)抜けるのを忘れちゃうから」は、最近の「チコちゃん」シリーズの中でも突出して面白かった。
「おじいちゃんの眉毛が長い」という普段何気なく見過ごしている事実から、「眉毛はヒト独自」「チンパンジーにもゴリラにも眉毛はない」「言葉がない時代のコミュニケーションツールとして眉毛が発達した」というように、あっという間に人類700万年の歴史の核心に迫る展開。
つまり、人類は言語コミュニケーションを発達させるはるか前から、何百万年にわたって、表情によるコミュニケーションを発達させてきたサルなのだということ。そして、それはコラボレーションすることによって生存確率を上げる方向へ進化したサルだからということ。
これって、まさに未来教育がまず取り入れるべきカリキュラムじゃないですかね?
小学生のうちから、「ねぇねぇ、眉毛って何故あると思う?」というお題を出して、子どもたちが言葉だけではなく、(眉毛を駆使して)表情でコミュニケーションすることの大切さに気づくよう促す。そして、子どもたちが自然と、表情で自分の思いを伝えたり、相手の表情を読むことの大切さを習得していけるようにする。
これまでの学校教育がガン無視してきた「演劇」こそ、未来教育の必須基礎科目になるべきだし、タブレットだのAIだの言う前に、豊かな表情コミュニケーションができる子どもを育てるべきだってことなんじゃないでしょうか?
人類がネオテニー幼形成熟)によって「裸のサル」に進化していった理由のひとつが、ここにあるかもしれない。
少なくとも顔に関していえば、微妙な表情を伝えるためには、全体的に毛をなくして、代わりに眉毛(そして睫毛も?)だけは発達させる、というほうが理にかなっている。
「顔」は、コミュニケーションのためにあるわけなので、もっと上手に駆使すべきだし、それも、単に表面をとりつくろうだけじゃなく、内面も磨くことが大切。
うーん、深い。

ちなみに、おじいちゃんの眉毛が長いのは、眉毛のサイクルが短いため、毛をつくる細胞が疲れてしまういわゆる老化現象であるとのこと。

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NHKサイエンスZERO「ヒトとイヌ 進化の歴史(ネオテニー共進化)が生んだ奇跡の関係」

2019/6/9(土)NHKサイエンスZERO「ヒトとイヌ 進化の歴史が生んだ奇跡の関係」が非常に面白かった。
イヌがヒトの気持ちを察することができるのは、イヌがオオカミのネオテニー幼形成熟)として進化したからだ、ということを科学的に解説。冒頭、イヌと飼い主の心拍の波形が同期することを示す実験や、セラピー犬が病院で長期入院している子どもや、認知症の患者を劇的に癒す姿を紹介。ついで、その研究の歴史を、1950年代にソビエトのドミトリー・ベリャーエフ博士の行ったキツネの家畜化の実験に遡って紹介。おとなしい性質のキツネどうしを何世代にもわたって選択交配させ続けると、イヌのように人間になつくようになる。とはいえ、そのメカニズムが分かるようになったのは、近年の生命科学の発達によるもので、イヌ化したキツネは、コルチゾールという攻撃性ホルモンの分泌が減少し、別名愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌が増える。そして、脳の海馬で新しく生まれる神経細胞が倍増し、記憶や学習の能力が高まる。要するに、子ども化した脳は、人なつっこい性格になるだけでなく、新たなことを学び記憶していくことができるようになるのだ。このように子どもの特徴を持ったまま大人になることをネオテニーというのだが、イヌがオオカミのネオテニーとして進化する一方、実は、人類自体がサル(類人)のネオテニーとして進化してきたというところがミソ。子どもの感受性とか吸収力、協調性を保持したまま大人になるサルが人類なのだが、当然、大人になれば頭が堅くなり、融通がきかなくなくなってくる。好奇心が旺盛で、遊びが大好きで、おしゃべり好きというのが、本来、人間が人間に進化していく上で非常に大きな役割を果たしていて、人類は、攻撃性の高い性質の者を集団から排除し、協調性の高い性質の者を自己選抜してきたことで、豊かな社会を実現してきたという。
番組はここまでで終わっているのだが、このネオテニー問題はもっともっと深掘りできる大きなテーマだと思う。
たとえば、今の人間社会の様々な問題は、こうした子ども心を失って、頭の硬くなった(ある意味先祖返りしてしまった)サル連中によって引き起こされているということができるし、美人の定義が「ベビーフェイス&ナイスバディ」であるというのも、女性がいくつになっても「カワイイ」ものが大好きなのも、実は人類進化のメカニズムの一環だということなわけである。
 
再放送は、5/16(土)11:00〜11:30とのこと。見逃した方は、ぜひご覧あれ。

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恵比寿ギークオフィス「現役東大生忍者、鈴木柚里絵の生き様、および今後の展望」

2019/6/8(土)、恵比寿のシェアオフィス「ギークオフィス」開設6周年記念イベント「現役東大生忍者、鈴木柚里絵の生き様、および今後の展望」に参加してきました。4年前、ここで「りんご革命塾」というIT革命史を語る勉強会をやらせていただいた時に、そういう勉強会に参加しようという東大生がいるんだということに驚いたものでしたが、今回、晴れてJTに就職が内定し、生命科学の研究活動をしつつ、会社公認の副業として声優、コスプレイヤー、忍者活動も続けるという、まさに未来社会のワーク・ライフ・バランスを先取りする道を選んだということに、つくづく感心しました。柚里絵さんには、昨年12月に開催した「IT25・50」シンポジウムのMCをやっていただいたり、知の冒険カードゲーム「ColleCard」の遊び方紹介映像に出演してもらったりと、「りんご革命塾」以来、色々と協力していただいています。昔、「わせだのわ」に参加していた学生が、今、いろいろなところで活躍していますが、そういう熱気を持っている学生が今もいるんだということに、ちょっとほっとします。日本の未来も、まだまだ捨てたものじゃないと (^▽^) 。
■「IT25・50」シンポジウム(全編LIVE)
http://it2550.net/news/190522_alankay_keynote_j3/
■ColleCardの遊び方
http://collecard.net/howtoplaycollecard/

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「IT25・50」シンポジウム「アラン・ケイ基調講演(日本語字幕付)」を公開

■「IT25・50」シンポジウム「アラン・ケイ基調講演(日本語字幕付)」を公開します
http://it2550.net/news/190522_alankay_keynote_j3/

2018年12月10日(日本時間)に、インターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年を記念して開催した「IT25・50」シンポジウムで、「パーソナルコンピュータの父」アラン・ケイが行った基調講演に日本語字幕を付加した映像を公開します。
現在、世界情勢は混迷を深めていますが、その根底にあるのは、進行中のIT革命による社会の仕組み全体のパラダイムシフトです。今、何が起きているのか、人類はどこからどこへ向かおうとしているのか、根本的に考えるヒントがここにあります。
ぜひ、(一度ご覧になった方も改めて)ご覧になってみてください。

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見つめ合う2人の脳はシンクロしている_GIGAZINEより

「共感」も「感動」も「愛」も、この「脳のシンクロ」なんですよね。
アラン・ケイが「IT25・50」シンポジウム基調講演で語った「コミュニケーション・アンプリファイア・システム(CAS)理論」(http://it2550.net/news/190214_alankay_keynote_j2/ )のひとつの証左です。
 
■見つめ合う2人の脳はシンクロしていることが最新の脳神経科学により明らかに
 
>「対話脳神経科学(interactive neuroscience)」と名付けられたこの新しい分野について、科学系メディアScientific Americanがまとめ
>最も古い研究はアメリカのリード・モンタギュー博士が行った2002年の実験
>2人の被験者の脳を個別のMRIでスキャンしつつ、被験者らに会話してもらうというシンプルなもの
「ハイパースキャン」と名付けられたこの手法は、コミュニケーション中の2人の脳を観測することができるということの実証実験として当時注目を集め
>以降も「脳波計(EEG)」「脳磁図(MEG)」「NIRS脳計測装置」といった脳科学に関するさまざまな技術の発展とともに洗練
>同じことをしていても、1人の場合と複数人の場合とでは脳のはたらきが違うことを突き止めたのは、メリーランド大学で心理学を研究するエリザベス・レドケイ博士
ビデオチャットを介して誰かと会話している人の脳を観察
>コミュニケーション中の脳では報酬系や社会性に関連する部位が活性化
>自分が注目している物事を他人と一緒に見る「共同注意」の状態にある児童の脳は、1人でものを見るときと比べて、自他の区別をつかさどる「側頭頭頂接合部」という領域の活動が有意に異なる
>「視線」にも注目して研究を進めているのが、マックス・プランク精神医学研究所に勤める社会神経科学者であるレオンハルト・シルバッハ博士
>人を見つめたりその人から見つめ返されるというごく単純な動作でさえ、脳の報酬系と腹側線条体を刺激する
>脳が人の動作を認識する領域と、その行動から相手の心を理解する領域は、これまで想像されてきたよりもはるかに密接な関係にある
>日本の生理学研究所の定藤規弘教授らの研究
>複数人の脳を同時に測定可能なMRI装置(fMRI)を用いて見つめ合う2人の脳の活動を観測。その結果、その結果、アイコンタクトしている人同士は似たような脳の活動を示す
>アイコンタクトすることでお互いの脳が同期する
>会話することでも人の脳は同期する
プリンストン大学神経科学者ウリ・ハッソン博士
>2人の被験者のうち、最初の1人に物語を読み上げてもらい、これを録音したものをもう1人の被験者に聞かせ、2人の脳の活動を調べた結果、聞き手の脳は物語を聞いているうちに、読み手の脳と同じ活動を示すようになった
>脳の活動が似ていれば似ているほど、聞き手による物語の理解度も高い傾向にある
>個人の脳は、接している別人の脳によって突き動かされている
ニューヨーク大学のデビッド・ペッペル教授らの研究グループが学生らを対象に実験
>授業中の教師や生徒の脳が同期していることを突き止めた
>生徒の脳波が教師の脳波と似ていれば似ているほど授業の理解度が高い
>コミュニケーションをとる二者間だけではなく、より多くの集団においても、脳は同期していることが示唆
>対話脳神経科学が発展することで、ある精神病患者に対してどのセラピストが向いているかを予測することができるようになる