本日いよいよ「第1回ホロス2050未来会議」開催!
5/11(木)押井守さん若林恵さんを招いて「第1章 ホロス2050とは?」開催
ホロス2050 未来会議 ①
第1章 ホロス2050とは?/BECOMING
世界はもはや「1984」の世界に突入している!
2017年5月11日(木)19:00より御茶ノ水デジタルハリウッド大学において、ホロス2050 未来会議「第1章 ホロス2050とは?/BECOMING(なっていく)」を開催します。ディスカッション・テーマは、「世界はもはや「1984」の世界に突入している!」です。ゲストに映画監督の押井守さん、『WIRED』日本版編集長の若林恵さんをお迎えして、ケヴィン・ケリーが『<インターネット>の次に来るもの』第1章 BECOMING(なっていく)で述べている「ディストピアは無法地帯というよりも息が詰まる官僚主義が支配している」という言葉を手掛かりに、この30年のインターネット発達史が何故このような現実、いわゆる「ポスト・トゥルース」の時代、「1984」(ジョージ・オーウェル)を地でいくような世界的な国家主義の台頭と上からの管理社会化の流れもたらしたのか、そして、次の30年はどうなっていくのか、我々はどうすれば明るい未来社会を築いていくことができるのかといったことについて、参加者の皆さんと一緒に考えてゆきたいと思います。
押井守
映画監督、ゲームクリエーター。1995年公開の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は米ビルボード誌ビデオ週間売上1位を記録。2017年、 スカーレット・ヨハンソン主演『ゴースト・イン・ザ・シェル』リメイク版が製作され、日本では4月7日に公開された。
若林 恵
『WIRED』日本版 編集長。平凡社「月刊太陽」編集部を経て2000年に独立。フリー編集者として、『Esquire日本版』、『BRUTUS』、『GQ JAPAN』などカルチャー雑誌で記事の編集、執筆に携わる。2012年1月より現職。
服部桂
ジャーナリスト、翻訳者。1978年に朝日新聞に入社。米MITメディアラボ客員研究員、科学部を経て、『ASAHIパソコン』副編集長、『PASO編集長』などを歴任。『<インターネット>の次に来るもの』他、翻訳書、著書多数。「ホロス2050」発起人のひとり。
高木利弘
株式会社クリエイシオン代表取締役。1986年、日本で最初のMacintosh専門誌『MACワールド日本版』を創刊。1987年、『MACLIFE』を創刊。代表的な著書には、『The History of Jobs & Apple』『ジョブズ伝説』などがある。「ホロス2050」発起人のひとり。
日時:
2017年5月11日(木)19:00~20:30(受付開始 18:15)
場所:
御茶ノ水 デジタルハリウッド大学駿河台キャンパス 3F(アクセス)
料金:
一般
前売り 4,000円(Peatix) 当日 4,500円(受付)
学生
前売り 1,000円(Peatix) 当日 1,500円(受付)
個人会員
年会費 50,000円(Peatix)
特典:
1)全12回未来会議への参加 & アーカイブ映像・レポートの閲覧ができる
2)未来会議に「ホロス2050 会員」として主体的に参加できる
3)先進的な「ホロス2050 実験プロジェクト」に参加できる
4)2017年11月に予定しているケヴィン・ケリー特別講演会へのご招待、他
法人会員
年会費 100.000円 2名まで(Peatixまたは申込書によりお申込みください)
特典:
1)全12回未来会議への参加 & アーカイブ映像・レポートの閲覧ができる
2)未来会議に「ホロス2050 会員」として主体的に参加できる
3)先進的な「ホロス2050 実験プロジェクト」に参加できる
4)2017年11月に予定しているケヴィン・ケリー特別講演会へのご招待、他
※「ホロス2050」では、ケヴィン・ケリーが『<インターネット>の次に来るもの』の12のキーワードで予言した様々な未来技術を、実験プロジェクトという形で実現していきたいと考えています。こうした「ホロス2050」の趣旨に賛同し、応援したい、一緒に活動していきたいと思われる方は、個人会員/法人会員のお申込みをしてください。
お問合せ:
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ホロス2050とは?
「ホロス2050」は、ケヴィン・ケリーが『<インターネット>の次に来るもの』(服部桂 訳/NHK出版)の中で予測した未来社会「ホロス」が2050年にどうなっているかを皆で予測し、皆で一緒によりよい未来社会を創造していこうという「未来・予測・創造・プロジェクト」です。2017年5月より月1、2回のペースで年12回、「ケヴィン・ケリーの12章」と題した未来会議を開催していきます。ケヴィン・ケリーをはじめ国内外のヴィジョナリーを招聘し、その知見を共有しながら、「ホロス」実現に向けたミッションをひとつひとつ具体化していきます。
テーマは「2050年のホロスはディストピアか? ユートピアか?」
参加者の皆さんと一緒に、SF映画「ホロス2050」共同製作の実現を目指します。
■未来会議「ケヴィン・ケリーの12章」
第1章 ホロス2050とは?/BECOMING(なっていく) 2017.5.11開催
第2章 人工知能の現在/COGNIFYING(認知化していく) 2017.6.2開催
第3章 コンテンツ産業の変容/FLOWING(流れていく)
第4章 グーテンベルクの終焉/SCREENING(画面で読んでいく)
第5章 所有権よりアクセス権/ACCESING(アクセスしていく)
第6章 ポストマネー、ポスト近代/SHARING(共有していく)
第7章 情報過多時代の人生論/FILTERING(フィルターしていく)
第8章 さよならシリコンバレー新ビジネス/REMIXING(リミックスしていく)
第9章 VRとウェアラブル/INTERACTING(インタラクションしていく)
第10章 監視社会とプライバシー/TRACKING(追跡していく)
第11章 21世紀の知の行方/QUESTIONING(疑問を生んでいく)
第12章 ホロス2050のまとめ/BEGINNING(始まっていく)
※2017年5月から月1、2回のペースで開催
発起人:服部桂、高木利弘、橋本大也 Senior Maverick:ケヴィン・ケリー
協賛:デジタルハリウッド大学・大学院
4/16(日)原宿ストリート・ファッション情報誌『FRUiTS』編集長の青木正一さん講演会
世界に原宿ファッションを知らしめた原宿ストリート・ファッション情報誌『FRUiTS』を手がけた青木正一さんとプルーストの研究者、芳野まいさんとの対談。4月16日(日)17時より青山スパイラルルームにて。
装談 015
Tokyo Fashion Dialogos #01 「記録と記憶」
2017年4月16日(日)17時開催@スパイラルルーム
Tokyo Fashion Dialogosは、マルセル・プルーストの研究で知られる芳野まい氏を案内役に、多彩なゲストとの対話を通じて、ファッションへの思考を深めていく会です。
第1回目のゲストはストリート編集室の青木正一さん。青木さんは『STREET』や『FRUiTS』といった国内外のストリートファッションを紹介する雑誌を手掛け、そのムーブメントを精彩に記録してきました。特に1996年に創刊された『FRUiTS』は、原宿に集まる若者たちのファッションにフォーカスすることで、国内外において広く注目されることに。昨年12月をもって紙媒体による月間発行を終了したというニュースは記憶に新しいところですが、その20年間の歴史において何を記録してきたのでしょうか。
まず最初に、「記録」と「記憶」を考える際の古典といわれるマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』を芳野氏が紹介。それをきっかけに、2人の対話が始まります。
参加者の皆さまとも対話を重ね、知識と思考を集合的に深めていく会にしたいと思っています。Tokyo Fashion Dialogosでの知的な思考の交流を、お楽しみください。
ゲストプロフィール
青木正一(ストリート編集室/レンズ株式会社代表)
1955年、東京生まれ。1985年にロンドン、パリなど海外のストリートファッションを紹介する雑誌『STREET』を発行。同誌はファッションスナップの先駆けとなる。その後、1996年に『FRUiTS』、2004年に『TUNE』を発行し、東京の若者たちのファッションを継続的に記録している。現、ストリート編集室/レンズ株式会社代表。 http://www.street-eo.com/
案内役プロフィール
芳野まい
フランス20世紀初頭の作家マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』を読み、フランス語・フランス文学の研究を志す。小説・映画の中のファッションについて研究。東京成徳大学経営学部 経営学科ファッションビジネスコース 准教授。 一般財団法人セゾン現代美術館 /主席研究員・理事。 NHKフランス語講座「ファッションをひもとき、時を読む」講師。
*dialogos 対話 たいわ
広義には2人以上の人物間の思考の交流をいい、広く文学的表現法として用いられるが、特に哲学では問答によって哲学的主題を追究していく形式。プラトンをはじめ、古代ギリシア・ローマ哲学で用いられ、中世、近世でも、宗教、政治、経済などの論争的思想の表現として対話形式がとられた。(「コトバンク ブリタニカ百科事典」より)
詳細
日時
2017年4月16日(日)17時~18時30分
会費
一般 前売3,000円(Peatixにて) 当日3,500円 学生 前売1,000円(Peatixにて) 当日1,500円
会場
スパイラルルーム(スパイラル9F)※スパイラル館内のエレベーターで9階までお上がりくださいませ。
東京都港区南青山5-6-23
地下鉄表参道駅 B1、B3出口すぐ
http://www.spiral.co.jp/a_map/
お申し込み先
contact@fashionstudies.org
「Tokyo Fashion Dialogos #01」への参加の旨とお名前、ご連絡先(メールアドレス)、ご所属を明記してお申し込みをお願いします。
※前売はPeatixにて承っております。前売で申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。また申込メールもあわせてお願い致します。
前売のお申し込みはこちらから
http://peatix.com/event/238912
Tokyo Fashion Dialogosは装いに関するトピックスを語る会「装談」の1シリーズです。
装談 015
主催:Fashion Studies http://fashionstudies.org/
協力:スパイラルスコレー http://spiralschole.com/
企画:篠崎友亮(Fashion Studies)
「第198回デジコンサロン ホロス2050 〜未来・予測・創造・プロジェクト〜 始動」開催
「第198回デジコンサロン ホロス2050〜未来・予測・創造・プロジェクト〜始動」開催
林信行さんインタビュー「“iPhone 10年目”の先に待ち受ける未来」公開
「“iPhone 10年目”の先に待ち受ける未来」というテーマで林信行さんにインタビューしたTalkBookがiTunes Storeで公開されました。
2007年にジョブズが発表したiPhoneが、この10年で世界をどう変えたか、そして、これからのアップルと世界がどうなっていくのだろうか、ということについて、非常に示唆的なお話をしていただきました。
1. iPhoneは人々のライフスタイルを激変させた
2. iPadで逆転したデジタルデバイド
3. iPhoneとソーシャルは偽ニュースの蔓延ももたらした
4. ジョブズがいなくなってアップルはダメになったのか?
5.「テクノロジとリベラルアーツの交差点」が意味するもの
6. AIやIoTの発達がもたらす未来は明るいのだろうか?
7. 未来を予測する一番いい方法は自ら創ること
■“iPhone 10年目”の先に待ち受ける未来
「第197回 デジコンサロン ブロックチェーンを活用して「偏りを活かせる社会」を創る」報告
2017年2月28(火)19:00より、御茶ノ水デジタルハリウッド大学院で「第197回 デジコンサロン ブロックチェーンを活用して「偏りを活かせる社会」を創る」を開催しました。
講師は、発達障害を抱える人にプログラミング、デザインを教える学校「GIFTED AGENT」を運営する河崎純真さん。
河崎さんは、発達障害を抱える人たちも含め、皆が安心して豊かに暮らせる社会を創れるようにと、社会OSとなるZEN OSを開発。ZEN OSは、ブロックチェーンを活用した独自通貨の発行機能、通貨の送受金を含むメッセンジャー機能、コミュニティ作成・運用機能、全体的な管理・運営機能を含んでおり、誰でも簡単に無料で自分が実現したいと望む社会を創ることができる。
講演では、カルフォルニア州副知事ギャビン・ニューサムが著した『未来政府』の「今の政府は、40年前のOSで動いているコンピュータのようなものだ。遅くて、処理できる問題の範囲もせまい。」を引用し、古いOSで動いている社会を変えるのは大変、それより新しいOSで動く社会を作るところから始めたほうが早い。レイ・カーツワイルが『シンギュラリティ』で描いた2045年の未来社会には、国という概念が数十万から数百万に増えている。ブロックチェーンによって、今まで中央集権的にデータを全部管理していたものが、すべて非中央集権的なものに変わっていく。アフリカ諸国など国家の信用度が低い国々、マネーや土地登記、保険といった従来、厖大なセキュリティ・コストがかかっていた分野では、圧倒的に低コストで、かつ安全性の高いブロックチェーンへどんどん移行していく。電子政府先進国エストニアでは、会計士の仕事がなくなった。ZEN OSの競合としては、エストニアのマネジメントシステムを他の国に移植しようとするCountry OSや、ブロックチェーンを使ってボーダレスな国家を作ろうとするBITNATIONがあるが、ZEN OSはもっと小規模なコミュニティ向けを目指している。現在、岩手県遠野市で地域再生プログラムに活用するプロジェクトが進行中である、といったことをお話いただきました。
河崎さんは、24歳。十代のころ、高校には行かずに、エンジニアとしてスタートアップをいくつも経験。このテーマに10年、20年、50年かけて取り組んでいきたいとのこと。実に頼もしい若者がいるものだと参加者一同感じ入りました。
二次会は、いつもの「きやり」。楽しい会話に花を咲かせた後、みなさんで一緒に「集合写真」を撮りました。