「Croquet〜5G・ARライブ・コラボレーションの新世界〜」開催

2021/2/21(日)「Global Digicon Salon 008〜Croquet〜5G・ARライブ・コラボレーションの新世界〜」を開催しました。Croquet(クロケー)は、 米国Croquet Corporationが開発したライブ・コラボレーションを実現する革新的な次世代プラットフォームです。参加者は、日本初となる Croquetならではの「同時参加」を実際に体験しながら、Croquet Corporation共同設立者、大島芳樹さんの基調講演を視聴しました。
■Global Digicon Salon_008_Croquet〜5G・ARライブ・コラボレーションの新世界
たとえば、テレワークやオンライン教育でよく使われているZoomの場合、オンライン・コミュニケーションはできますが、オンライン・コラボレーションまではできません。ところが、Croquetであれば、たとえば会議室や教室に集まって、みんなでホワイトボードにアイデアを書き込んでいく。みんなで共同で絵を描いたり、ラフコンテやプレゼン資料を作成していく。みんなで、PDFやスプレッドシート、HP、動画、3Dなど様々な資料を持ち寄って、それについて議論をしていく、みんなでその場で動作を確認しながらプログラミングをしていくといったような共同作業が可能になるのです。さらに、CroquetのSDKを用いてアプリ/ゲーム/シミュレーション開発をすれば、AI・ロボット・IoTとの組み合わせによって、バーチャル旅行やバーチャル留学、バーチャル協業、遠隔診療、遠隔介護など、様々な5G・ARライブ・コラボレーションの新世界が無限に広がっていきます。パネルディスカッションでは、元『日経MAC』編集長の林伸夫さんが、ITの歴史を振り返りながら「感動です」と語り、iPadオンリーで歯科向けトータルサービスソリューションを提供しているPlanetの林大介さんが、歯科実技教育や健康教育、遠隔診断、遠隔手術の可能性、テクノロジーライターの大谷和利さんがアップルのエコシステムとCroquetの連携、そして、インフォシティの岩浪剛太さんが、5Gのエッジ・コンピューティングとCroquetの相性の良さ、超スーパーコンピュータであるiPhoneのようなクライアントそのものに分散的に計算処理をさせて「同期」を実現するCroquet独自特許の「Global Edge Reflector Network」の革新性などをとりあげ、みんなで議論をしました。なお、Croquetについてさらに議論を深めるため、「Croquet研究会_5G/AR Live Collaboration」( https://www.facebook.com/groups/443111780228042  )という公開Facebookグループを作成しました。ご関心のある方はそちらにご参加ください。実際にCroquetのコラボレーション体験をするためのマニュアルや、SDK開発キットなどの情報もそちらで公開しています。

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