祝!「マウスの誕生日」。併せて「パーソナルインターネット」実現をお祈りしよう!

本日、12月9日は「マウスの誕生日」(日本記念日協会公認)( https://www.kinenbi.gr.jp/ )です。今から51年前の1968年12月9日、「IT革命の父」ダグ・エンゲルバートが、後に「The Mother of All Demos(すべてのデモの母)/The Big Demo(ザ・ビッグデモ)と呼ばれる歴史的なデモンストレーションを行い、世界で初めてマウスでコンピュータを操作してみせたのです。それは、それまでプログラミング知識のある専門家しか使えなかったコンピュータを、誰でも直感的に使えるようになる、今日のような世界を切り開いた瞬間でした。いわゆるパーソナルコンピュータ革命ですね。それと、もうひとつ、重要な発表をした日でした。エンゲルバートは、「人間の知性を高める研究の核心(A research center for augmenting human intellect)」というテーマで、90分にわたり、NLS(oN-Line System/オンラインシステム)という名称のオンライン・マルチユーザー・コラボレーション・システムのデモをしました。「人間を知性を高める」「オンラインでマルチユーザーがコラボレーションできるシステム」。そのどちらも、今のインターネットは実現できていません。それくらい、今のインターネットは初歩的な段階のもので、問題だらけなのです。では、どうすればいいか? 私たちが目指すべき方向性を、インターネットが始まる1年も前に示してくれていたのが、このデモだったのです。今のインターネットは、GAFAや投資家や政府にとっては都合のいいものかもしれませんが、一般市民にとっては、まだまだ全然、本当の意味で自分の役に立ってくれているものではないわけです。
そこで、12月9日は、パーソナルコンピュータの夢をかなえてくれた「マウスの誕生日」としてお祝いするとともに、今度は、パーソナルインターネットの夢を叶えてくれるように、とみんなで祈ることにしましょう。「#マウスの誕生日」「#Happy Mouse」のハッシュタグとともに、みんなで「マウスの誕生日」をお祝いするムーブメントを起こしましょう。
なお、本日19:30から御茶ノ水デジタルハリウッド大学で「ITday Japan 2019〜IT監視社会か? IT市民社会か? それが問題だ〜」( https://itday-japan-2019.peatix.com/ )シンポジウムを開催します。ご関心のある方は、ぜひご参加ください。

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