IT25・50シンポジウム【エピソード⑦】今日、12月9日は「マウスの誕生日」です!

いよいよ明日、12/10(月)アラン・ケイ基調講演/インターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年「IT25・50」シンポジウム(https://it2550.peatix.com/)開催!
主会場(慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-Lab)参加者には、もれなくColleCard「IT25・50」を謹呈!!
 
【エピソード⑦】<今日、12月9日は「マウスの誕生日」です!>
 
今から50年前の1968年12月9日(米国時間)、ダグラス・エンゲルバートが、後に「すべてのデモの母/ザ・デモ」と呼ばれる歴史的なデモンストレーションを行いました。何をやったか? 一言で言えば、マウスでコンピュータを操作できることを示したのです。それが何か?って。それまで、コンピュータは専門家しか扱えないものでした。それを誰もが操作できるようになったのは、この瞬間だったのです。以来、IT革命は疾風怒濤のごとく沸き起こり、今日、誰もがスマートフォンという超高性能コンピュータを手にし、世界と繋がれる時代が到来したわけです。この50年を一言で表すとすれば、「コンピュータ・パワー・トゥ・ザ・ピープル」ということですね。しかし、現実はどうでしょうか? プラットフォーマーGAFAが圧倒的な力を持つ一方、個人個人は非力なままです。世界中でヘイトやフェイク、分断の嵐が吹き荒れています。それは何故か? 確かに人々はITという大変な武器を手に入れましたが、頭の中は古い教育、古い常識のまま。ITを手にすれば何でも解決する、というわけではないのですね。ITもまだまだ未完成品なら、そのITを使いこなすための、いわゆるITリテラシーもまだまだ未完成。本当の意味での「コンピュータ・パワー・トゥ・ザ・ピープル」が実現するのは、まだまだ先の話です。そして、ボーッと待っていればやってくるということでもありません。あなた自身が、IT革命に主体的に関わり、自ら理想とする市民社会創造に積極的にコミットする。そうしたムーブメントが澎湃として沸き起こってきたとき、はじめて明るい未来が拓けてゆくことでしょう。
米国では、12月9日9:15PST(日本時間12月10日14:15)から「TheDemo@50」( https://engelbartsymposium.brownpapertickets.com/ )がスタートします。そして、日本では、12月10日18:30からアラン・ケイ基調講演/インターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe DEMO 50周年「IT25・50」シンポジウムがスタート。「本当に世界を変えたい!」と考える人は、ぜひご参集ください。

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