12/14(木)「第7回ホロス2050未来会議/FILTERING」開催 フィルタリングはネット上の問題だけじゃない

いよいよ明日、12/14(木)19:00から「第7回ホロス2050未来会議/FILTERING」が始まります(チケットのご購入はこちらから→ https://holos2050-1707.peatix.com/ )。
「フィルタリング」は、何もインターネット上だけのテーマではありません。私たちの日常風景の中、慣習の中、無意識の中にもたくさんあります。たとえば、熊本市議会で緒方夕佳市議が赤ちゃん連れで議場に入った問題。議長は、「傍聴人はいかなる事由があっても議場に入ることはできない」との規則に基づいて厳重注意。大問題となりました。なぜ、乳飲み子を抱えた市議がその子を連れて議場に入って、議論してはいけないのでしょうか? 今、日本は深刻な少子高齢化が進んでいて、なんとか解決しなければ大変なことになる。誰もが知っている大問題です。そうした文字どおり日本にとって最重要な問題を真剣に議論しなければならない議場に、赤ちゃん連れの市議が入ってはいけない。そんな議会で、本当に少子高齢化問題の解決がはかれるものでしょうか? はかれなかったからこそ、この日本の今があるのではないでしょうか?
では、どうすればいいか? ゲストのひとり、竹下隆一郎さんが編集長を務める『ハフィントンポスト』では、「熊本市議会で赤ちゃん連れ議員の出席認められず...でも、世界にはこんなにいます」「赤ちゃん連れの熊本市議に真意を聞いた 「子育て世代の悲痛な声、見える形にしたかった」」といった記事で、この問題を取り上げています。これらの記事を見ると、海外では、議場で授乳すること、議長が赤ちゃんをあやしながら議論をしている例もあることがわかります。
今、世界中でヘイトとフェイクの嵐が吹き荒れています。そして、人々の対立を煽り、憎悪をつのらせ、解決すべき社会問題から眼をそらさせ、軍拡で大儲けをする連中がいる。その根底に、インターネット技術の未熟さの問題があります。今のインターネットは、「なんちゃってインターネット」なのです。GoogleFacebookといったシリコンバレーの花形IT企業の「フィルタリング技術」「パーソナライジング技術」も、全然たいしたものではない。これから、もっと格段に優れた「フィルタリング技術」「パーソナライジング技術」のイベーションが「分散化技術」とともに怒涛のごとく沸き起こってくる。そうした現状の問題点と将来展望について、皆さんと一緒に議論していきたいと思います。ご関心のある方は、ぜひご参加ください。

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