「第6回ホロス2050未来会議/SHARING」の映像サマリーを公開しました

「第6回ホロス2050未来会議/SHARING」の映像サマリーを以下にアップしました。ぜひ、ご覧になってみてください。

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毎回、それぞれのテーマごとに、ゲストの皆さんのプレゼンテーションとコメントの素晴らしさに驚かされ、感動させられてきているのですが、今回のおふたりのプレゼンテーション、コメントも実に素晴らしいものでした。
たとえば、Makuake 中山亮太郎さんのお話は、アイデアの段階から、資金調達はもとより、テストマーケティング、広告宣伝・顧客獲得、実績づくりができてしまう仕組みを、メディアとして構築しつつあるクラウドファンディングこそが、もしかしたら、既存のマスメディア、ネットメディアに代わる、次世代の「メディア」の本流になるのではないか、という予感というか、確信を持たせてくれるものでした。「Sharing」よりも「Everything Sellable」という言葉、そして、「零次情報・零次流通」「一次情報・一次流通」「二次情報・二次流通」という言葉は、非常にわかりやすく私たちの活動、社会の仕組みの本質を捉えています。
そして、テーブルクロス城宝薫さんのお話は、既存のグルメアプリサービスに、先進のAIテクノロジーなどを駆使して、これまでにない新風を吹き込みつつ、飲食店にとっても、飲食店を利用するお客さんにとっても、無理なく、自然に、途上国の子どもたちへの給食支援ができるという、画期的なビジネスモデル、シェアリング・エコノミーを実践し、ちゃんとそれを事業化していること。そして、100年後の日本のために、日本ならではのチャリティ予約文化を根付かせたいという志の高さ、ビジョンの大きさに、日本にもこんなスケールの大きい若手アントレプレナーがいたのか、と感動させられました。
さらに、今回、ディスカッションに加わってくれた、発起人のひとり、橋本大也さんのコメントが秀逸でした。
「これからは、「Makuake」でファンドレイジングを成功させてしまう人とか、どんどん「テーブルクロス」を使って、予約をして途上国の人たちを支援するような人が、未来の人材として必要な人ということになるのではないか。これまでは、TwitterFacebookのフレンド数でその人の価値を測っていたりしたが、それよりもずっと「Makuake」や「テーブルクロス」の実績のほうが、その人材を測れる指標になる。そして、そういう指標をFacebookとかに貼っておくと、お金が集まりやすくなったり、会社に入りやすくなったり、彼女や彼氏ができやすくなったりするといいと思う」というコメントは、まさにFacebookTwitterといった旧式SNSの「雑な」パーソナル・スコアリングに代わる、「シェア」実績に基づくもっと精度が高く信頼できるパーソナル・スコアリングの時代の「幕開け」を示唆する、場外ホームラン的な発言だったと思います。
 
サマリー映像の中で、それぞれのプレゼン、コメントの開始時間は以下です。
06:26 Makuake 中山亮太郎さんのプレゼン
16:15 テーブルクロス 城宝薫さんのプレゼン
28:07 ディスカッション
 
なお、次回「第7回ホロス2050未来会議/FILTERING」( https://holos2050-1707.peatix.com/ )のメインテーマは、「編集」です。膨大な断片情報があふれ、フェイクやヘイトが横行している深刻な状況に対する究極の解決策、「フィルタリング・テクノロジー」「パーソナライジング・テクノロジー」についてディスカッションします。ご関心のある方は、ぜひご参加ください。

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