第197回デジコンサロン ブロックチェーンを活用して「偏りを活かせる社会」を創る
第197回「御茶ノ水デジコンサロン」のご案内
■スピーチタイトル
ブロックチェーンを活用して「偏りを活かせる社会」を創る
■スピーチ概要
人は、生まれながらにして様々な偏りを持っています。身体能力の偏り、知的能力の偏り、精神的発達の偏り、趣味嗜好の偏り、価値観の偏りなど。偏っているということは、特にこの日本では悪く見られてしまうことが多々ありますが、私はこの偏りこそが人間が持つ素晴らしい特徴だと考えており、2016年6月から「偏りを活かせる社会を創る」をテーマに発達障害を抱える人にプログラミング、デザインを教える学校「GIFTED AGENT」を運営しています。「GIFTED AGENT」では、発達障害を抱える人たちの能力の偏りを、才能として一生食べていけるスキルに落とし込むための研修を提供し、研修を通して身につけた能力・技能を発揮できる信頼のおける就職先の紹介サポートを行っています。そして、彼らも含め皆が安心して豊かに暮らせる社会を創れるように、社会OSとなる「ZEN OS」の開発を行っています。「ZEN OS」は、ブロックチェーンを活用した独自通貨の発行機能や、通貨の送受金を含むメッセンジャー機能、コミュニティ作成・運用機能、全体的な管理・運営機能を含み、誰でも・簡単に・無料で自分が実現したいと望む社会を創ることができるようになっています。「ZEN OS」は今、自治体の電子政府システとして導入に向けた準備が進められています。講演では、こうした私の活動をご紹介させていただくとともに、皆さんと一緒に「偏りを活かせる社会」を創るにはどうしたらいいか、議論を深めさせていただければと思っています。
◎ GIFTED AGENT
◎ZEN OS
◎GIFTED COMMONS
◎「ZEN OS - OPEN ZEN COMMUNITY NETWORK」スライドシェア
https://www.slideshare.net/JunKawasaki/zen-os-open-zen-community-network
■ゲストスピーカー
河崎 純真(かわさき じゅん)氏
GIFTED AGENT LLC 代表。社会起業家。1991年10月16日生まれ(24歳)。子供時代に、母親がアスペルガー症候群の診断を受け、障害者だからという理由で才能を活かすことが出来ない社会に問題意識を持つ。高校同等程度認定試験を中学卒業と同時に取得。 中学卒業後からエンジニアの知識を活かして働き始め、FXや株の自動売買システムや、物流ポータルサイトの開発運用、医療法人でのクラウド電子カルテの開発などを行う。17歳の時にTwitterの魅力に触れ、Q&AなうというリアルタイムQ&Aサービスのベンチャーに参画。18歳の時にOKWaveへ3,000万円で事業を売却。慶應義塾大学に入学後、創業メンバーのひとりとして1,800万人のユーザーを持つ「Tokyo Otaku Mode」をはじめ複数のITベンチャーの立ち上げ、事業売却、役員業務等に携わる。現在は、発達障害を抱える人にプログラミング、デザインを教える学校「GIFTED AGENT」を運営。また、誰でも社会を創れる仕組みとして「ZEN OS」の開発を行っており、「社会を変える」のではなく「社会を創ること」で「発達障害を抱えている人」の問題を解決したいと考えている。
■日 時 2017年2月28日(火)19:00から
■受付開始 18:30
■会 場 デジタルハリウッド大学大学院駿河台キャンパス 3F E05-06教室
東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア デジタルハリウッド
ご注意)御茶ノ水ソラシティ正面右側の入口から入ります。
JR「御茶ノ水駅」(聖橋口)より徒歩1分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」直結、
住所・地図などは、 http://www.dhw.co.jp/company/access/ に案内がございます。
■定 員 40名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
■参加費 500円 (ソフトドリンク付き、懇親会は別途実費)
参加費は当日徴収させていただきます。領収書は発行いたしません。
■懇親会 20:30くらいから1時間程度
■参加ご希望の方は、Facebookイベント告知ページ(http://bit.ly/2liohQZ)で「参加」を表明してください。その際に、懇親会場の予約の都合がありますので、できましたら、懇親会への参加・不参加についてコメント欄に書き込んでおいてください。
もしくは、メールで、dgcsalon-reg@beingdigital.com まで、下記のように、お名前・ご所属・メールアドレスを記載の上、お申し込みください。併せて、懇親会への参加予定についてもお知らせください。
第197回 デジコンサロン参加希望
お名前:
ご所属:
メールアドレス:
懇親会 参加する・参加しない
※デジコンサロンでは今後、Facebookでの告知や情報交換も行ってゆきます。登録をご希望される方は、Facebookアカウントもお知らせください。
※参加ご希望のお申し込みいただいた時点で、当日参加OKです。
※参加定員に達したことにより、お申し込みをお断りさせていただく場合がございます。その場合にはその旨、返信メールにてお知らせさせていただきます。
※ご不明な点は、dgcsalon-reg@beingdigital.com もしくは、Facebook 高木利弘(Toshihiro Takagi) https://www.facebook.com/toshihiro.takagi までお問い合せください。
■主 催:デジコンサロン
■協 力:デジタルハリウッド大学大学院
これまでのデジコンサロンの内容はhttp://beingdigital.com/digiconsalon/
でご覧いただけます。
■デジコンサロンとは
デジコンサロンは1996年5月、「デジタル・テクノロジーは、私たちの未来をより良い社会にするために活用されるべきだ」という考えに基づき、デジタル社会における社会変革や新しい文化の創造について広く議論する場として活動しています。
<デジコンサロン世話人会> 代表幹事 高木 利弘
ラスコー展とクラナーハ展
「アップルの”hello again” 2016-2017」をiTunes Storeで公開
高木利弘・大谷和利スペシャルトーク「アップルの”hello again” 2016-2017」をiTunes Storeで公開しました。
ティム・クックが2016年秋の新製品発表会の招待状に使った”hello again”というメッセージが意味するものは何か? 2017年以降、Appleはどういう展開をしていくと考えられるのか、といったことについて意見を交わしたものです。ご関心のある方は、ぜひお聴きになってみてください。
1.タッチバーを搭載した新型MacBook Pro
2.新しい統合的なTVアプリケーションの発表
3.Apple Pay日本対応に始まる世界戦略
4.耐水となりカメラ機能を充実させたiPhone 7、iPhone 7 Plus
5.Apple Payが使え50m耐水となったApple Watch Series 2
6.Appleのこれから
■高木利弘・大谷和利スペシャルトーク「アップルの”hello again” 2016-2017」
https://itunes.apple.com/jp/album/appuruno-hello-again-2016/id1187265022
林信行氏講演「第196回 デジコンサロン “iPhone 10年目”の先に待ち受ける未来」開催
2016年12月15日(木)19:00より、御茶ノ水デジタルハリウッド大学院で、「第196回 デジコンサロン “iPhone 10年目”の先に待ち受ける未来」を開催しました。講師は、著名なApple&ITジャーナリストであるとともに、最近は「ステキな未来」をキーワードに、とりわけファッション、教育、ヘルスケアの3領域での活動が増えているという林信行さん。
講演は、ミラノ、トリエンナーレ美術館で開催された、石器時代から人工知能の時代へと変遷していく人々の活動と欲望の歴史を100の道具と動詞の組み合わせで表現した展覧会「NEO PREISTORIA 100 Verbi:新・先史時代 100の動詞」から説き起こし、人類が辿ってきたのは、「まずは我々が道具を作り、やがて道具が我々を作りはじめる」(マクルーハン)歴史であったこと。「コンピュータは、我々人類の頭脳に、動物界で最も移動エネルギー効率の高いコンドルよりもはるかに優れたパフォーマンスをもたらす“知的自転車”である」と考えていたジョブズが、2007年1月にiPhoneを発表し、その際に「時折、革命的な製品が出てきてすべてを変えてしまう」と表現したとおり、iPhone/iPadといったスマートデバイスが、この10年間に農業や漁業を含めあらゆる業界に非常に大きな変革をもたらしてきたこと。そして、2016年は、自身が「21世紀の3大元素」と呼ぶ「スマートテクノロジー」「ソーシャルテクノロジー」「3Dテクノロジー」が本格的に出揃った面白い年であったこと。人工知能は、すぐになんでも習得してしまい、休みなく学習し続けるので、いつか人間の能力を抜き去ってしまう、いわゆる「2045年シンギュラリティ問題」は避けられないが、人と人との関わり合いでは、効率性だけがすべてではない。その行為にまつわるストーリー性とか、存在感、文化など非効率なところが重要で、そこは人工知能が関わりえない部分であるということ。
そして、最後に、本来の豊かさを忘れてデジタル化・効率化を進めると、文化の後退を招くだけである。20世紀の「不器用なテクノロジー」が、「大量生産大量消費(大量廃棄)」型で、「経済合理性」を追求するあまり、「画一的」で「非人間的」な社会を形作ったのに対して、21世紀のテクノロジーに期待されるのは、「適量生産」「人間性の尊重」「多様性の尊重」であり、「いずれどんな夢も現実になる以上、誰かがいい夢を見ていかなければならない」と結びました。
二次会は、いつもの「きやり」。楽しい会話に花を咲かせた後、みなさんで一緒に「集合写真」を撮りました。
12/15(木)「“iPhone 10年目”の先に待ち受ける未来」(林信行)講演開催
2016/11/17(木)「グーテンベルク、ジョブズ、次の波を読む」講演します
11/28(月)「<インターネット>の次に来るもの~これから30年先のネット社会がどうなるのか?~」講演会
2016年11月28日(月)15時から新橋にある新社会システム総合研究所SSKセミナールームで講演会「<インターネット>の次に来るもの~これから30年先のネット社会がどうなるのか?~」が開催されます。講師は、翻訳者の服部桂さんで、これから30年先のネット社会がどうなるのか? ケリー氏が考えるデジタル化の12の力を元に解説していきます。 ご関心のある方は、下記より参加申込みください。
1. 過去30年間にデジタル化はどのように進展したか。
2. 初期のインターネットはいかに誤解されたか。
3. デジタル化の方向性を決定する12の力とその働き。
4. 人工知能はビジネスをどのように変えるのか。
5. 仮想現実が実現する新しい体験の世界。
6. コンピューターが人間を超えるシンギュラリティーとは。
7. 未来に向けていかに発想を変えるべきか。
8 . 果たして<インターネット>の次に来るものは何なのか?
9 . 質疑応答/名刺交換
■<インターネット>の次に来るもの
~これから30年先のネット社会がどうなるのか?~